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すみだ郷土文化資料館箱モノ行政の実態!北斎美術館の行く末を暗示!利用率25%減 [役人の天下り施設]

20141109-1.jpg[カメラ]平成25年度決算事業別コスト計算書から見られるすみだ郷土文化資料館の箱モノ行政の実態をご紹介しましょう。

20141109-2.jpg[カメラ]平成25年度にられるすみだ郷土文化資料館全体に使われたランニングコストは7,213万円でこの年の利用者数は前年度比4,344人減少し12,616人となり、利用者一人当たり5,661円の税金が使われ、そのコストは5,718円です。

これだけでは良いのか悪いのか、改善されているのか居ないのかが分かりませんから過去の資料と比較してみましょう。

20141109-5.jpg[カメラ]平成24年度決算事業別コスト計算書の記録ですが、利用者一人当たりの税金投入額は平成24年度3,892円に対して平成25年度5,661円の税金充当額が増えて居る事がわかります。

他の資料を分析してその理由を調べて見ますと平成24年度と比べ平成25年度は利用者が4,344人も減少した事が税金充当額が増えた原因である事が分かりました。

墨田区の箱モノ行政の恐ろしさは、建設当時はまちづくり交付金等の国や都からの補助金が出ますがそれ以降の維持管理費は墨田区の負担となります。

更に恐ろしい事に、箱モノの利用者が減ると税金の充当額が増える事が上記の結果からもわかりますし、その支払いは私達区民の負担になるのです。

20141109-7.jpg[カメラ]平成25年度決算事業別コスト計算書ですが、上の赤い矢印部分をご覧ください。

国・都支出金は0円で0.0%である事がお分かりになると思います。

次に下の赤い矢印部分をご覧ください。

一般財源充当とは、区民の皆様の税金を意味し、(コスト-収入)とは全体の維持管理費や人件費のコストから利用者が支払う入館料を差し引いた残りが一般財源、つまり墨田区の一般会計から充当されている事を意味します。

箱モノが需要を超えて増えますと結果的にその負担が私達区民が本来は有効に使える筈の一般会計から充当される結果になりますので待機児童問題や待機高齢者問題に使われる予算が確保出来ないのはこの為です。

箱モノは一度作られてしまいますとその箱モノが存在する限り一般会計から充当される事になり、企業会計で言えば削る事が出来ない固定費となり、増え続けますと財政の余裕度が無くなり財政がカツカツの状態になります。

墨田区の負債総額は連結で715億円で25万人居る区民1人当たり28万6千円の借金がございます。

更に、次世代に回された借金と言うべき特別区債(公債)の残高で公共資産合計では連結ベースで9,859億800万円でほぼ1兆円に達して居ます。

国の借金が1,000兆円と言われておりますのでその千分の1が墨田区と言うお粗末な状況で、お役人の議案何でも賛成と言う議員ばかりでシャンシャンと決められた結果ではないでしょうか。

やはりこうした状況を変えるには区民の皆様が本当に行政を監視監督出来る議員を選ぶかどうかにかかっております。

政党と言う看板の下で群れて居るだけで、こうした財政状況を作り出した責任すら感じていない議員が多過ぎるのではないでしょうか。


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