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欧州に先を越された彗星探査!46億円年前の太陽系発祥の秘密に迫る! [技術立国日本のハイテク技術]

20141116-1.jpg[カメラ]欧州宇宙機関(ESA)の探査機ロゼッタ(Rosetta)は火星と木星の間にある「チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星(すいせい)」の核の20キロ上空で子機の実験用探査機フィラエ(Philae)を切り離し無事着陸したと日本時間の13日午前1時すぎに発表しました。(The Japan Tims)

ジャパンタイムズの見出しには、「探査機が日陰に着陸し調査に支障」と題されています。

探査機が着陸の際に2度大きくバウンドしてしまい目標から1キロ離れた崖の陰に着陸してしまい太陽光パネルに太陽光が当たらない為に内蔵電池切れを起こして当初計画していた調査に支障を来して居る様です。

しかしながら、写真撮影や彗星の密度、温度の測定、表面から放出される気体分子の採取などは行われ、残り少ない電力を使い表面をドリルで掘削し彗星内部の物質を分析するためのミッションが行われました。

こうして得られたデーターを保存し上空で待つロゼッタにデーターを送った直後にフィラエは電池切れで休眠状態になってしまぃました。

しかしながら、この彗星が太陽に近づく今後数か月のうちに太陽光が当たり電池に充電されれば再びフィラエと交信できる可能性もある様です。

彗星で検出された分子にはアンモニア、メタン、硫化水素、シアン化水素、ホルムアルデヒドなどが含まれているそうでどれも猛毒で悪臭の成分ばかりで生命を寄付けない非常に過酷な環境である事が伺えます。

46億円年前の太陽系はこうした分子を含んだ星のチリが互いに衝突し合い引力や圧力で巨大なエネルギーが生み出され広大な銀河系が作られた事を想像すると不思議だらけである事に気付きます。

日本の探査衛星「はやぶさ」は小惑星のイトカワに着陸し微量のサンプルを持ち帰りましたがこれも大変な先端技術ですし、今後の展開が期待されます。


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