危険なグローバル大学誘致の罠!グローバルとは国の垣根が無い弱肉強食の世界! [日本が危ない!国際情勢が読めない日本の政治]
これが「グローバル教育都市すみだ」をめざしてと題された冊子のサブタイトルには「墨田区の大学誘致に関する基本方針」とあります。
何故か区民の皆様への説明もされて居ない上に何らコンセンサスも得て居ないのに「グローバル教育都市すみだ」をめざし、これが基本方針になる既成事実が作られ様としているのです。
結論から言いますと墨田区のお役人さんはグローバル化とかグローバル社会の現実を知らな過ぎるのではないでしょうか。
私自身は為替ディラー時代にまさにグローバル化社会の最先端で仕事をした経験がございますが、生き馬の目を抜くと呼ばれる程厳しい競争社会でその覇者となるには莫大な金を稼ぐしかありません。
グローバル社会とは国の垣根が無くなる事ですから人、モノ、金の経済の三要素に関して世界の強豪を相手にビジネスをする事になります。
今は国家と言う国民を保護する仕組みが存在しますが、グローバル化社会になると国家は無くなりビジネスマンが自分で自分を守れなければそこから直ぐに追い出されてしまいます。
分かり易く言えば、グローバル化社会とは弱肉強食の世界でありグローバル人材とは弱肉強食の世界の世界でも生き残れる人材です。
良い例がアメリカのメジャーリーグの世界を見れば分かりますが、成績が良い時は莫大な契約金が支払われますが、病気や怪我、成績が振るわなければ直ぐにクビにされてしまいます。
企業なら一定のノルマが与えられノルマ以上に稼げば稼ぐ程収入は増え続け、今度は実績を基に会社と待遇や給料の交渉を行いながら、競合先とも交渉し有利な方に転職を繰り返す事になります。
また、グローバル化社会では会社の株主がイギリス人からアメリカ人に変わったり、経営の方針も大きく変わりますのでその社員も生涯同じ会社に居よう等と思わず優秀な人材程転職を繰り返す事になります。
この様な生き方が出来る人ならなら何もグローバル大学で学ぶ必要もございませんし、大学で学んだからと言っても知識と実戦では全く異なります。
現実には多くの皆さんは生活の安定を望みますし、転職もそう簡単には行かないものです。
墨田区の「グローバル教育都市すみだ」をめざしてと題された基本方針を見ますと、お花畑感が否めません。
そもそも外国人とビジネスをした経験の無い方の作文に過ぎません。
グローバル人材とは生き馬の目を抜くと呼ばれる程厳しい競争社会で生き抜ける精神力と度胸、相手の嘘を見破る冷徹な判断力も必要ですが、最終的にはいくら稼げるかと言う結果だけの勝負に勝てる人材です。
高等教育よりも結果が求めあられますし、グローバル化社会では何処の大学を出ようがお金が稼げない者は使い物にならないと相手にされない実力主義の世界です。
「墨田区の大学誘致に関する基本方針」はグローバル化社会の現実を知らな過ぎる方達が作られたと感じますし、このまま推進される事は大変危険だと思います。