クリスマスの最需要期にバターが無い農林水産省最大限供給の嘘! [消費税増税は非効率な官僚組織を延命させるだけ]
農林水産省は11月28日に6年ぶりに大手乳業メーカー4社や乳業団体に対しクリスマスの最需要期に向けてバターを最大限供給するよう求めたがその効果は現れているのでしょうか。
区内のスパーを調査してみますと殆どのスーパーではバターの棚は欠品中の表示が多く、仮にあったとしてもお1人様1点限りとされている場所が殆どでした。
ここで賢い消費者は学ばなければなりません。
農林水産省は11月28日に大手乳業メーカー4社や乳業団体に対しクリスマスの最需要期に向けてバターを最大限供給するよう求めた結果がこれですから、農林水産省が最大限供給してもこの程度しか供給されなかった事。
こうした事実から農林水産省の意図が読み取れます。
先ず第一に消費者や生産者の事など考えて居ない事で、輸入を大幅に増やさなければならない筈なのに、大手乳業メーカー4社や乳業団体に対しバターを最大限供給するよう求めた所でメーカーや乳業団体は無い袖は振れません。
第二にバターの価格が上昇を始めておりバターは高級品と言うイメージを植え付けようとする意図が感じられます。
それは、バターが品薄で店頭に置けばすぐに売れてしまうので需給関係でバターの価格が値上がりをして居ますし、特にネット上で売られているバターの価格は非常に高くなっています。
第三は国内でのバターの供給は無理になって来た事を示すもので、農林水産省が政策に失敗し酪農農家の減少を招き取り返しの付かない状態になった事を意味します。
農林水産省の天下り法人である独立行政法人農畜産業振興機構などが余りにも美味しい汁を吸い続けた為にその基となる酪農農家が疲弊し衰退してしまいその再生すら危ない状態に追い込まれてしまいました。
輸入バターに360パーセントの関税をかけて守られた筈の酪農農家が疲弊し衰退してしまった事は外国に問題があるのでは無く国内に問題がある訳で結果的に農林水産省の問題だったのではないでしょうか。
この事からもお役人の言う事は信用してはなりませんし、賢い消費者はこうした事実から真実を学び取らなければなりません。
少なくともバターに関しては売って居るのを見つけたら迷わずに買わないと次に何時買えるか分からない事です。