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起業・創業のすゝめ!優秀な営業マンや組織に頼らず信頼される方は独立開業を! [産業の活性化には何が必要か]

20141228-1.jpg[カメラ]東京商工会議所の起業・創業支援委員会は「創業の実態に関する調査結果」公表し、創業後1年目の企業では6割が赤字ですが、3年目以降の企業では黒字と終始トントンを合わせると7~8割である事が同委員会の資料から分かります。

私も今から19年前に起業しましたが、正直言って10年間は赤字又は収支トントンと言う状況で仕事はあってもそれに伴う設備投資が必要で収益が上がらない事に悩まされました。

サラリーマン時代に比べ収入は減りましたが、勤務時間も拘束されませんから自由になる時間が作れますので海外に度々出かけ事業のヒントや人脈を得る事が出来、その費用も経費で落とせるので独立して良かったと思います。

上のグラフで創業後5年目になると黒字幅が減り収支トントンが増える背景には設備投資をしたり何らかの形で自己投資される企業が多いのではないでしょうか。

ある程度利益を出して居ないと銀行からお金を借りにくくなると言う面もありますが、逆に余り利益を出し過ぎてしまうと税金等の公的な負担が高くなり株主の配当も高くしなければならず収支トントンが楽ですからこうした結果になるのかも知れません。

私の経験では独立して成功するタイプはサラリーマン時代営業成績の良い人やエンジニア等は独立しても何とかやって行ける人達で在職中に取引先回りをしている内に顧客を獲得して独立するのが比較的簡単に独立出来る様です。

最も重要なのは人と人との出会いを大切にし生涯付き合える友達を多く作れる人は独立しても成功する可能性が高く多彩な人脈を持つ程有利だからです。

それはどうしても専門分野以外で相談出来る友人が居ないとビジネスの世界では様々なトラブルや乗り越えなければならない壁があり、そんな時にアドバイスを受けたり助けてもらえる人間関係が必要になるからです。

特に業種が違ってしまうと付き合いを止めてしまう人が居ますがこれは誤りで長い人生では相手が転職して取引先になったり、顧客を紹介してくださったり出世して役員になったりしますので大事にすべきだと思います。

起業の面白さは、そもそも自分が好きな仕事しているのであれば仕事自体が楽しいからストレスも溜まりませんしやりがいもあり、働けば働くほど生活も豊かになります。

しかし、創業期の苦労は最初から利益など出るものではありませんから銀行が中々お金を貸してくれませんからある程度の元手や資産を確保する必要があります。

事業には銀行取引が必要ですから銀行からお金を借りるには実績が必要で得意先からの入金実績を積むと共に融資が受けられたら返済する実績を繰り返す事が資金調達を有利にする早道です。

次に重要なのは販路開拓ですが、デフレ経済下で販路を開拓するのは大変困難ですし新規の取引は慎重にしないと代金を回収出来い事が多いので相手を見極める目と感が必要です。

サラリーマン時代営業成績の良い人でも独立して見ると収入が激減してしまうのは会社の規模が違いますし信用力も違うので当然です。

起業・創業のチャンスは常に存在するものですが、最終的には行動力で頭で考えるだけで行動しなければ何も得られません。

現在は景気が良くなる見通しも立てられない経済状況ですから起業したいと言う方少ない筈です。

逆にこうした厳しい状況下で創業した方が人間が鍛えられる上に無理も出来ませんから大きな失敗はしないものです。

その反対に景気の良い時に創業してしまう仕事を甘く見てしまったり過信から大きな損害を出してしまうものです。

最近は全てが豊かになり過ぎて欲しいものが無い上に、困難を克服しなければならない事も少ない時代ですから情熱も欲望も困難を克服して這い上がろうとする気力が無い人が多くなった様に感じられます。

これではいつまで経っても経済の活性化は望めませんし、努力する者が報われる社会へ変える為にも起業をする挑戦者が求められるのではないでしょうか。


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