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ここがおかしいぞ!北斎美術館!起案書に添付された画像が意図的に不鮮明に!その3  [開館後毎年5億円の赤字!すみだ葛飾北斎美術館]

20150115-1.jpg[カメラ]これは「平成26年度第1回すみだ北斎美術館資料収集委員会及び同評価結果について(報告)」と題された起案書に添付された墨田区が二代葛飾北斎の肉筆として165,010円で購入した「蝦蟇仙人(がませんにん」の画像ですが、画像にドットマトリクス(dot matrix)が出てしまう程画像解像度を故意に加工されています。

何故ここまでして画像を加工してまで隠す必要があるのでしょうか。

それでは資料収集委員がどの様な判断基準でこの肉筆を二代葛飾北斎の肉筆として鑑定し取得価格が妥当だと判断したのか資料購入意見書をご覧下さい。

20150115-2.jpg[カメラ]永田生慈資料収集員の資料購入意見書です。

「二代葛飾北斎の異例な図として興味深い」としか書かれておらず何が異例なのかや何が興味深いのか主語に当たる部分が無く、その言わんとする事が人に伝える事が出来ませんので基礎的な国語力が疑われます。

更に、この表現はやたらに権威的でお前らは二代葛飾北斎を知らないだろうから「異例」である事が分からんだろうとでも言わんばかりの文言で、美術品に対する知識が無い方は裸の王様の話と同じ暗示にかけてしまいます。

特に古美術の世界では、本当は真贋は描いた作者でなければ解らない筈でも、権威付やこれは旧家の奥様がお金に困って持ち込んで来たものだとか架空の話をでっち上げ売る香具師の口上と似て居ます。

本来資料評価書にはこれが二代葛飾北斎の真筆たる根拠を考察として書くべきだと思いますし、昭和6年(1931年)刊行された井上和雄著「浮世絵師伝」には「二代北斎を名乗りし者二人あり」と書かれています。

これによると橋本市兵衛と橋本庄兵衛の二名の名が登場し改名による同一人物の可能性も指摘していますが、その真相は現在に至っても明らかにされて居ないのが実情です。

肉筆の真贋を判定する資料が乏しい事は周知の事実なのに敢えて公金で取得する必要があるのか疑問です。

20150115-3.jpg[カメラ]新味正道資料収集員の資料購入意見書です。

文字を解読してみますと「ガマが蟇らしく描かれており、仙人頭毛が良くも細かく描けたものだと感心」と書かれて居ますが、これはもはや考察のレベルでは無く低次元の感想文でしかございません。

しもそも浮世絵師がモチーフであるガマを蟇らしく描へなくではもはや絵師とは呼べないのではないでしょうか。

20150115-4.jpg[カメラ]久染健夫資料収集員の資料購入意見書です。

考察覧には何も記載が無く「適当」マルですから本当にテキトウな御仁である事が分かります。

古美術の知識がある方なら現物を目の前にされたなら自然に考察が浮かび上がるものだと思いますが、この御仁は全く浮かばなかった事が伺われると共にその能力が疑われても仕方が無いのではないでしょうか。

墨田区は相変わらず杜撰な資料評価体制である事はご覧の通りです。

こうした問題にって大手テレビ局が取材を申し込んでも墨田区は取材を3度も拒否して居るのは何故でしょうか。

正しいものを購入して居るなら正々堂々と公開すべきですしテレビで報道されれば宣伝になる筈です。


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