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過激派組織ISILアイシルの残虐非道恐怖を演出するプロパガンダに見る背後関係を探る [日本が危ない!国際情勢が読めない日本の政治]

20150225-1.jpg[カメラ]23日のインアターナショナル・ニューヨーク・タイムズの第1面には、空爆されたシリアの都市ダマスカス(Damascus)近郊のドゥーマ(Douma)で撮影されたとする写真が登場しました。

オレンジ色の囚人服を着せられ檻の中に入れられた25名程の児童の前には、松明に付けられた炎と言う構図で過激派組織ISILアイシルの残虐非道さが演出されています。

こうした自称イスラム国(Islamic State)はイスラム教を悪用した残虐非道恐怖を演出をしてますが誰が得をするのか冷静に考える必要がございます。

20150206-1.jpg[カメラ]この地図は外務省の海外安全情報からイスラエルを中心に中東及びアフリカの危険度情報を見ると地理的状況からISILの思惑が読み取れます。

赤は退避勧告、オレンジは渡航延期、薄いオレンジは渡航の是非を検討、黄色は十分注意で色分けされています。

ISILの攻撃拠点がジャスミン革命と呼ばれる、ヨルダン、エジプト、バーレーン、リビア、イエメンへと広がって行きアラブ民族の独立と自立を目指すアラブの春へと発展した地域と重なる上にイスラエルを中心に広がって居る事が分かると思います。

このアラブの春でイスラエルと紛争して居るアラブ諸国が結束されると一番困るのがイスラエルで、反イスラエルのアラブ諸国が取囲んでしまうとイスラエルは周辺から毎日の様にミサイルで攻撃されるとどうなるでしょうか。

中東最強の軍事力を持つと言われるイスラエルと言えども周囲から同時に或いは別々にミサイル攻撃を受ければ例え迎撃ミサイルで撃ち落としても莫大な費用がかかり国が持たなくなってしまいます。

数次に渡る中東戦争、湾岸戦争等の歴史的な背景には、必ず米国やイスラエルが絡んで居る事を考えますと過激派組織ISILアイシルの存在もこうした背景を考える必要があります。

そもそもイスラム教徒が残虐非道恐怖を演出しても何のメリットもありませんし、自国の国民となり得る児童にオレンジ色の囚人服を着せ鉄の檻に詰め込んで火を付ける様な演出をする訳がありません。

過激派組織ISILアイシルの陰にはイスラム教イコール残虐非道恐怖と言うイメジーを持たせイスラム教徒の多いアラブ諸の弱体化と分裂を狙う思惑がある様です。

国際金融資本の覇権確立や維持に都合の良い傀儡政権が民主的政府か軍事政権かに関わらず作り出す目的で敵になりすまして行動し、結果を敵になすりつける偽旗作戦(False flag)と呼ばれる手法が度々使われて来た事を知るべきです。

ISILはネット等を通じて戦闘員を募集している様ですが、グローバル化に伴い世界的に格差が広がりその格差社会で落ちこぼれ、社会に絶望と不満を持つ人達がこうした戦闘員に加わる傾向がありISILはこれも利用して居ます。

当然我が国もその標的にされて居る事は言うまでもありません、こうしたカラクリに騙されない様に世界情勢を正しく把握される事を願います。


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