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触媒の損傷と交換!触媒は高価な貴金属プラチナを使った高価な部品は中古パーツで! [車の維持管理自分でやって維持費削減]

20150507-1.jpg[カメラ]これが平成22年の車検の前に点検整備中発見した触媒部分のヒビですが当時は溶接補修して車検を通しましたが、あれから5年経過し昨年の車検は通ったのですが再び亀裂が生じてしまいました。

状況を確認するともう溶接では無理と判断し交換する事に致しました。

20150507-2.jpg[カメラ]これはネットオークションで約3年前に見つけ落札して保管しておいた触媒の部品ですが、車種によりますが新品なら部品だけで10万円近くなるものですが、中古品は落札価格と送料で約2万2千円程度でした。

昔は墨田区の立川町に中古パーツ屋さんがいっぱいあり比較的簡単に手に入りましたが今では少なくなってしまいました。

しかし、今ではネット上で世界中から部品を手に入れられますので大変便利な時代になって居ます。

このままでは腐食が早く進んでしまうので耐熱塗料で塗装し腐食による劣化防止処理をして取付ます。

20150507-3.jpg[カメラ]自動車の解体部品屋さんから送られて来た触媒で、左側がエンジン側、右が廃棄側で廃棄温を計測するセンサーがIn側がO2センサーとOut側は排気温度センサーが付属しており、こうしたセンサーも部品だけで車種によりますが1万円前後しますので使えそうなら使う事にします。

特にこうしたセンサー類はねじ部が焼き付いてしまい外そうとしますとセンサーを破損する恐れがあります。

排気部分のパーツのねじ類は焼き付いて固着してしまう事が多いのでエンジンが冷えてまら前日に高浸透性潤滑油CRCを塗布し一晩置いてから外すと作業がやり易くなります。

20150507-4.jpg[カメラ]次に触媒についてご説明致しますとご覧の内部の黒い網目状の部分が触媒で高価な貴金属のプラチナ、パラジウム、ロジウムでコーティングされた格子上に並べられた細い板の部分を排気ガスが通る訳です。

触媒はガソリン車の排ガス中の有害成分を還元と酸化によって浄化する装置で一般にガソリン車用のものは三元触媒(Three-Way Catalyst)と呼ばれ炭化水素 (HC) 、一酸化炭素 (CO) 、窒素酸化物(NOx)の三元素を除去します。

有害な炭化水素は水と二酸化炭素に、危険な一酸化炭素は二酸化炭素に、光化学スモッグの原因となる窒素酸化物は窒素に、それぞれ酸化又は還元され、極めて高い浄化能力を発揮します。

これお最良の状態で行う為にはO2センサーでガソリンと空気が完全燃焼する理論空燃比を維持させるようコンピューターに信号を送り燃料の噴射量や空気の量を等がコントロールされています。

また、触媒後部の排気温度計は高速で走行した場合等に余りにも触媒が過熱してしまいますと触媒のコアの部分が過熱して溶けてしまったり損傷を受けてしまいますので排気温度計の警告灯が点灯しドライバーに知らせます。

これを無視して走行してしまいますと高価な触媒を買い替える結果になりますのでご注意ください。


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