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墨田区文化振興財団の財務諸表から読める北斎美術館の指定管理者のシナリオ! [開館後毎年5億円の赤字!すみだ葛飾北斎美術館]

20150707-1.jpg[カメラ]公益財団法人墨田区文化振興財団の入る豪華な建物であり、すみだトリフォニーホールのある場所でもあります。

公益財団法人墨田区文化振興財団の財務諸表を分析して見ると墨田区が現在建設中のすみだ北斎美術館を影で牛耳る構図が見えて来ます。

20150707-2.jpg[カメラ]これは公益財団法人墨田区文化振興財団の財務諸表の冒頭の部分に記載された主要事業の二番目に葛飾北斎を主とした浮世絵の振興事業(公益目的事業2) が書かれている点にご注目下さい。

その主な内容は下記のものです。

1.葛飾北斎を主とした浮世絵に関する調査研究、資料の収集・管理、研究成果の発表及び展示
2.展覧会の実施
3.講演会、セミナーの実施

墨田区は現在すみだ北斎美術館の指定管理者は先日の区民文教委員会では幅広く公募すると言っておりますが、これが単なるポーズに過ぎない事は、主要事業の二番目に葛飾北斎を主とした浮世絵の振興事業が組み込まれた事を見れば分かります。

更に、北斎資料収集員兼、北斎資料評価員兼、北斎美術館開設担当非常勤職員兼、公益財団法人墨田区文化振興財団理事兼、評論家であるある御仁の名前が見られ、この事は墨田区から当財団に拠点が移動した事が分かります。

20150707-3.jpg[カメラ]公益目的事業2の中身は、展覧会の実施と講習会、セミナーの実施ですから、ここからもすみだ北斎美術館の指定管理者になって居ないと展覧会の実施は出来ませんから、こうした記載からも公募はポーズに過ぎず予め筋書きは決まって居る事が分かります。

20150707-4.jpg[カメラ]ここでズバリすみだ北斎美術館の指定管理者について検討調査を行って居る事を示して居ますが、その内容には一切触れて居ません。

20150707-5.jpg[カメラ]公益財団法人墨田区文化振興財団の過去の資金の動きを見ますと現状の音楽だけでは先細りになるので新しい事業として美術、つまりすみだ北斎美術館の指定管理者となる事で生き残りを狙わざるを得ない事が数字から分かります。

上から一番上の矢印の基本財産運用収入は減り続け7桁から6桁に落ち込んで居ます。

上から二番目の矢印の北斎事業収入は上と逆に6桁から7桁に増えて居ます。

上から三番目の矢印のトリフォニーホール事業支出は膨らみ続けており今後経営悪化要因になる事が予想されます。

上から四番目の矢印の投資活動支出では収入が無く支出だけがこれだけ増えて居るのですから何らかの投資で損を出して居る事が疑われます。

山﨑前墨田区長が必死になってすみだ北斎美術館の着工を急いだ背景にはこうした事情がありそうです。

私は、すみだ北斎美術館の指定管理等運営は公募は見せかけに過ぎず公益財団法人墨田区文化振興財団と
江戸東京博物館を管理・運営する東京都歴史文化財団グループとの合弁で指定管理等運営になると予想します。


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