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エンジンへの空気吸入量を計測し電子制御させるエアーフローセンサーの洗浄! [車の維持管理自分でやって維持費削減]

20150812-1.jpg[カメラ]エンジンのアイドリングが不安定になる要因は、アイドルコントロールバルブ、スパークプラグに続いて写真のエアーフローセンサー(Mass flow sensor)と呼ばれるエンジンへの空気吸入量を計測しエンジンを電子制御させる重要な部品が汚れて居る場合もあります。

写真はインとアウト側の金網を外した状態で撮影したもので、この部品は1個がボッシュ製の純正なら6万円~8万円する大変高価な部品ですので取り扱いは慎重にしましよう。

[exclamation]言うまでも無くご自身でやる場合は自己責任で行って下さい。

20150812-3.jpg[カメラ]エアーフローセンサーの心臓部は中央部に吸気温センサーと周りに張られた細い白金熱線から構成された加熱抵抗計測センサーで構成された、所謂熱線式又はホットワイヤー式と呼ばれるタイプです。

上の写真の白金熱線を空気が通過する際に熱線から熱が奪われますと熱線を通る電流値の微妙な変化で空気流量を検出する仕組みを応用したもので空気流速が速いか遅いかを感知します。

更に吸気温センサーと組み合わせる事で外気の吸入の温度と加熱抵抗計測センサーからの空気流速を総合的に判断して適正な空気がエンジンに送られる様に空気量も調整する弁に信号を送ります。

この部品が高価なのは高価な白金の線が使われて居る事や吸気温センサーと加熱抵抗計測センサーと言う電子機器で構成されて居るからです。

このセンサー部分は、外気を吸入して居る際にエアークリーナーを通過した排気ガス等がセンサー部に付着してしまうと正しく計測出来なくなってしまいアイドリングが不安定になりエンジンが停止する等の症状を起こします。

洗浄方法は市販のエアーフロークリーナーを使うか、精密部品を洗浄する揮発性のガスを数秒吹きかけて洗浄します。

[exclamation]洗浄する際に白金熱線と吸気温センサーには絶対に触れてはなりません、触れてしまうと故障して使えなくなる恐れがある極めて精密でデリケートな部品ですので慎重に作業しましょう。

この部品は大変高価ですが最近ではOEM製の部品や古い部品を再生したりビルト品が出回っており約4万円程で入手出来ますが、コアチャージと呼ばれる費用を払い購入し交換後古いエアーフローセンサーを送り返すとコアチャージが払い戻される様になって居ます。

しかし、ボッシュ社製の純正品ならエアーエレメントを定期的に交換するなど正しく管理して居れば殆ど壊れる事は無い部品です。


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