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ウインカーリレー純正と対策品を比較してみた! [車の維持管理自分でやって維持費削減]

20150831-1.jpg[カメラ]先日故障したウインカーリレーですが、予備で持って居たものに交換してありますが、ネット上に別の製品が売られて居る事を知り買ってみました。

上がドイツの部品メーカーTopranのウインカーリレーで下が純正のウインカーリレーです。

一目見ても大きさが小さくなって居るのがわかります。

こうした部品は純正の部品で何らかの問題が発生した場合対策品として供給されたものと思われます。

20150831-2.jpg[カメラ]裏面を見ると純正のウインカーリレーはハンダ部分が多くこのハンダが金属疲労を起こしてクラックが発生して故障する事から、上のタイプのリレーではハンダ部分が極端に減らされている事がお分かりになるのではないでしょうか。

ICと呼ばれる集積回路の入ったICチップも3分の1位に小型化しています。

こうした技術革新が繰り返され品質の良い製品が産出され車全体の性能が向上し軽量化も図られるのです。

自動車は1台当り3万個もの部品が使われており、その部品も重要な部分は世界中の先進工業国の部品が使われ余り重要で無いものは最近では後進国で作られるそうですが、20年以上前の古い車は全ての部品が先進工業国の部品で作られて居ます。

しかしながら、昔はヨーロッパ車は電気系統が弱いと言われて来たのは、リレーのハンダの性能が悪く亀裂を生じたりワイヤーハーネス(Wire Harness)の金属の質が悪く車の振動でハーネスが緩んでしまう事が多かった様です。

車はきちんとメンテナンスさえして居れば何年でも何万キロでも走れるのですが、これではメーカが儲かりませんから度々必要の無いモデルチェンジがされ、故障や車検の度に修理にお金をかけるなら買い替えを薦めるものです。

多くはちょっとした部品の寿命でも自動車ディラーさんは消費者が車の知識が無い事に付け込んで「もうそろそろ寿命です」と根拠の無い事を言って新車を薦めるものです。

通常車は新車から大体5年経つとローンで購入した人は完済して居ますし、交換の必要な部品が出たり故障する事が多くなりますからこの頃が自動車ディラーさんが顧客に新車を薦めるタイミングの様です。

この時に徹底的に消耗部品を変えてしまうと更に5年乗れて10年目を迎えると比較的金額のかかるウオーターポンプやラジエーターホース等の冷却系、やブレーキ周りのマスターシリンダー等の比較的お金のかかる部品の交換が必要になる事が多い様です。

実際には車のメーカーや車種によって違いますが、余りにも価格の安い車は部品自体が低価格にする為に簡略されたり、設計時点での強度が長期使用に耐えられないものである事もあります。

友人の運送屋さんの社長の話では軽自動車を運送業務に使うと車自体が過酷な業務の為に持たず、短期間で廃棄しなければならなくなるので返って高く付くとおっしゃっていました。

その反面大型バスは1台3千万円もするそうですが、5年で50万キロは走り廃車になる20年後の頃には200万キロを走るのが普通の様です。

乗用車でも大事に乗れば車種によりますが50万キロとか100万キロ以上走れる様です。

ギネスでは1966年製のVolvo P1800と言う車種で走行距離450万キロを超え今でも走行距離を伸ばして居る様で、製造後約50年でも健在な事を知れば、日本人は車を買い替え過ぎではないでしょうか。

アメリカのロサンゼルスのサンセット通りやハリウッド通りでは、土日になると1950~60年代の巨大なアメ車がピカピカに磨かれ走る様子が見られます。

そんな風景も良いものですし、良い物は作られた方の魂が宿るものでそれが所有者の魂と共鳴すると車は常に蘇るものではないでしょうか。


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