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北十間川(隅田川~東武橋まで)の水辺活用に向けた勉強会が開催されました! [北十間川]

20151023-1.jpg[カメラ]23日北十間川周辺の町会と商店会の役員を招いて北十間川(隅田川~東武橋まで)の水辺活用に向けた勉強会が開催されました。

北十間川の水辺活用に関する背景は以下の内容です。

墨田区は、北十間川においては、「スカイツリー建設を契機に水辺を活かしたまちづくりと観光を推進する」として、『北十間川水辺活用構想(平成18年度)』を策定し、これまで主に東武橋より東側の親水テラスや船着場の整備を行つてまいりました。

東京都は、昨年に「東京都長期ビジョン(平成26年度)」において、「2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けて、水辺の魅力を生かした新たな賑わいを剔出する」という政策展開のもと、リーディングプロジェクトとして、『浅草~東京スカイツリーを結ぶ北十間川プロムプードづくり』が取り上げられるなど、ますます魅力ある水辺の整備が推進される様です。

合わせて、護岸の耐震化工事や、東武線高架の耐震化工事に伴う高架下の活用など、水辺の周辺状況も大きく変わる可能性がございます。

こうした状況を踏まえて、墨田区ではこれまで「北十間川水辺活用検討会」を開催し、北十間川の水辺、鉄道高架下、北側区道、隅田公園を一体的に活用することについて検討して居る訳です。

20151023-2.jpg[カメラ]実際には、国の方針の変化により河川法の占用許可準則の緩和があり、平成16年3月から特例措置として8河川で社会実験が行われ、河川が広場やイベント施設としての活用し、まちの賑わいを作り出す事に活用される可能性があるのです。

民間事業者が占用の主体になる場合は、地域の同意が必要になる事から、地域の町会や商店街の方はこうした内容を正しく理解する必要と地域の活性化の為に活用出来るチャンスでもあり無関心で居ると大きな損をする可能性があります。

来場された町会長の中には、戦前の北十間川の川幅が十間川と言われる通り広かったのが戦後に入り川幅が次第に狭くなりこれ以上川幅が狭くなるのは何かと危険なのではないかと言う声が寄せられました。

1間はメートル換算しますと約 1.818 181 818 mですから十間は約18.2メートルになりますが、戦後北十間川は17.1メートルになり、現在の耐震護岸整備で側道が作られる為に約15メートルまで狭められて居ます。

次に、町会長さんと商店会長さんから出された声は、結果的これで恩恵を受けるのは東武鉄道ではないか、東武さんの思惑で事業が進められ元々ある商店街がすたれてしまう可能性があるのではないかと言う声も上がりました。

このご質問は的を突いたもので、東京スカイツリーが建設された際には、新タワー建設で地域の活性化が計られると思いきや、同時に4万6千平方メートルもの大規模な商業施設が作られ近隣の商店等が顧客を奪われてしまいました。

東武鉄道は東京スカイツリーが完成する直前まで大規模な商業施設中身については墨田区への情報提供は無く、大規模な商業施設については地元と殆ど話し合われる事無く既成事実化された経緯がある事を忘れてはなりません。

地元検討会は23日北十間川周辺の町会と商店会の役員を招いて北十間川(隅田川~東武橋まで)の水辺活用に向けた勉強会が開催されましたが、それよりも1年以上前に墨田区は東武鉄道株式会社と検討会が行われて居る事実を私は把握しました。

具体的には、平成26年度には9月10日、10月29日、1月21日、3月12日、平成27年度は9月15日に区民不在のまま5回も検討会が実施されて居る事が私の調査の結果分かって居ます。

やはり住民不在のまま事業が進められてしまう事を警戒する必要があるのではないでしょうか。


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