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墨田区障害者団体連合会役員研修会で学ぶ視覚障害者への理解と現実の生活!  [墨田区の障害者福祉行政の問題を知ろう!]

20151107-1.jpg[カメラ]7日と8日2日間に渡り行われた平成27年度墨田区障害者団体連合会役員研修会の担当部会は視覚障害者部会で研修のテーマは「視覚障害者の理解」と題されご覧の講師の方からお話を伺いました。

視覚障害と言っても先天性のものと生まれた後で突然病気が発生し失明するものや事故や怪我等で失明するケースに分かれ、障害の程度も全く見えないもの、明かり等が感知できるもの、僅か見える弱視等に分類されるそうです。

こうした障害を持つ人々は自立した生活が出来る様に職能訓練を受ける為に学校に通い按摩、鍼灸、マッサージ師の免許を取得します。

東京の高田馬場にあるヘレンケーラー学院では付き添い無で通学する事を求めれれ、毎日激しく混む電車で杖を頼りに通学して居ると人にぶつかられて杖が飛んでしまい、手さぐりで探して居ると杖を拾って下さる親切な方も居たそうです。

当時は、ホームに点字ブロックも無くホームに電車が入る度に突き飛ばされるのではないかと毎日不安があったそうです。

またある方は弱視して親戚や知人を頼って上京し一生懸命働いたもののお給料をピンハネされたり非常に安い給料で働かされるなど大変な苦労をされたそうです。

更に、最近増えて居るのが視覚障害者の交通事故に合う事のケースが増えて居る事が報告されました。

徳島市で10月3日、徒歩で勤務先に向かっていたマッサージ師の山橋衛二さん(当時50)がダンプカーにはねられ、盲導犬と共に死亡した事故では、ダンプカーにはバックする事を知らせるブザーが付いて居たが、近隣からうるさいと言われる為にブザーを外して居た事が事故の原因の様です。

関東鉄道常総線の守谷駅(茨城県守谷市)で10月末、ワンマン運転の列車がホームにいる視覚障害者の男性(74)の白杖(はくじょう)をドアにはさんだまま発車して男性は引きずられて転倒。左腕骨折などの重傷を負ったそうです。

電車のドアに白杖をはさまれる事は結構あるそうで鉄道の運転手や車掌は視覚障害者が居る事を常に考えてドアを操作する必要がございます。

障害者を危険に晒す要因としてエスカレーターの片側を開ける習慣も止める必要があり、エスカレーターでは上り下りしないさせない事を徹底する必要がございます。

特に半身麻痺の障害者の場合はどちらかの手が効きませんからベルトにつかまる事が出来ませんし、視覚障害者では白杖を蹴られて落としてしまい下まで落ちてしまう事があるそうです。

やはりエスカレーターの利用に関しては鉄道会社が利用者に対してエスカレーターの片側を開ける習慣も止めるよう徹底されるまでアナウンスする必要があると思います。


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