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執行猶予で動きだしたこれが村上ファンドの実態だ!違法な提灯狙いの相場操縦! [各種問題]

20151124-1.jpg[カメラ]元通商産業省官僚の村上世彰代表が平成18年6月に証券取引法違反(インサイダー取引)で逮捕されその後懲役2年、執行猶予3年、罰金300万円、追徴金約11億4900万円とした東京高裁判決が確定しシンガポールに拠点を移して居た村上ファンドが執行猶予明けから再び株式相場で暗躍して居た。

上のチャートは村上ファンドが株価操縦をしていたとされる黒田電気株式会社の株価ですが、定期的に株価操縦が行われた可能性を示す動きになって居ます。

先ず株価操縦とは何かと言うと意図的に株価を吊り上げたり下落させる事でその手口は様々です。

良くあるのが見せ玉と言うパターンで大量の注文発注して直ぐに未約定の注文を取消す方法で、予想に反して株価が上がらずに売り抜けられない場合に使われる手口です。

例えば450円で仕込んだ株を500円で売ろうとする場合、500円でアマウント(量)明示しないで指値をしながら495円で50万株の買い注文を入れますその際買いではミニマム10万株単位でないと買わないと言う条件を付けたりします。

投資家の中には売り買いをする場合、板読みと呼ばれる売りと買いの注文の数を気にされる方も居ますので、こうした投資家は余りにも大きい注文が入って居る事を知ると、そこで売ろうとして居たしても売らずに買いに回り儲け様とするものです。

つまり売りが498円で1万株、次が499円で2万株、更に500円で売りに出て居るものを買いに走ります。

相場操縦して居る方は500円で売り抜けながら買注文を498円で50万株を居れますと、板読み好きの投資家は思惑が当たったと勘違いして500円で成り行き注文をしてしまいます。

相場操縦側はこれで運よく売り抜けると直ぐに498円で50万株の買い注文を取り消します。

これが所謂相場操縦です。

多くは市場での取引の比較的少ない株が狙われる買い上がり売り崩し取引も違法な取引で、これは相場が急上場又は急洛して居る株に大量の成り行き買いや売りを入れる方法で株価のレンジを一気に変えてしまう方法です。

この取引にはある程度の期間株を買い集めて居る事が前提で、何かの切っ掛けで株価がどちらかに動き出した段階で短期間に膨大な注文を出し思惑通りに株価を操縦する方法です。

この場合の相場に係る市場関与率が継続して高くなるような場合は金融商品取引法に抵触する恐れがございます。

今回の強制捜査で村上世彰代表の相場操縦は金融商品取引法第百五十九条 (相場操縦行為等の禁止)に該当すると思われます。

罰則は第百九十七条の二には「次の各号のいずれかに該当する者は、五年以下の懲役若しくは五百万円以下の罰金に処し、又はこれを併科する」とあり今度も逮捕されれば実刑判決が出る可能性があります。

そもそも株は非常に効率の悪いゼロサムゲームですから株式相場で儲けようと言うの甘過ぎますし、彼が言う「むちゃくちゃ儲けた」と言う言葉は宣伝文句に過ぎませんから信じてはなりません。

合法的なルールの中での取引なら一時的に儲かる事があっても長期的には大損をして市場から消えて行く運命にあるものです。

冷静に考えて下さい、株でそんなに儲かるなら街中にある銀行の数よりも証券会社の数の方が多くなる筈です。

現実にはそうなって居ないのは、株はプロがやってもそれ程儲かるものでは無い事を示唆して居るのです。

最近年末ジャンボの当選金が1等前後賞合わせて10億円と毎年の様に賞金が引上げられて居るのは、裏を返せば当たりませんよと言って居る様なもので買った瞬間52%が宝くじ利権に消えます。

その反面売る側は当選金を増やせば増やす程莫大な儲けが出ますから、当選金が毎年増額されるのはこの為です。

宝くじは庶民の夢では無く庶民を食い物にした貧困ビジネスかも知れません。


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