両国北口開発に係る都市計画案の説明会がございました！31階建のアパホテル計画！

11月30日東京都が主催の両国北口開発に係る都市計画案の説明会がございました。

東京都は事業者であるアパ株式会社の事業計画案の堤出を受けた事や墨田区都市計画マスタープランに基づく計画的な市街地形成と合わせて両国北口開発に係る都市計画案の変更案が提示されました。

その場所と計画は、国技館に隣接した安田庭園南東側の現在駐車場になっている民有地に新たに宿泊地区を作りアパ株式会社が上記図面の31階建のアパホテルを建設するものです。

何故この地域に31階建の高層建築が可能かと言うと高さ制限ギリギリで敷地いっぱいに建ててしまうと日影が大きく発生し長時間日陰になってしまうエリアが増えてしまいます。

そこで、緑地を確保しその空間には将来何も建てない事を前提にその空間を交換する方法が使われ、そのメリット建物の周辺に空間が出来ますので圧迫感の無い風通し良い空間が生まれますので都市の密集化を抑制出来ます。

一年のうちで最も昼の時間が短く、最も日陰が長くなる冬至の時の日影はご覧の通りになりますが建物幅が約半分になる為に日陰になる時間も約半分に短縮されます。

これは等時間日影図で分かり易く言えば一番日陰の影響を受ける部分をその時間の長さで描いた図で、一番外側の線の2時間、次が3時間、その次が4時間、更にその次が5時間、最後が日陰の時間が最大になる6時間のエリアが示されて居ます。

建築概要はご覧の通りです。

事業概要はご覧の通りです。

風による影響はご覧の通りですが、これによれば平均風力は3~4のそよ風程度ですが、これはあくまでも平均であり、最大風力は示されておりませんでしたので、この点は会場で質問しましたが答えられず後日回答する事になりました。

今後のスケジュールは次の通りです。

10月2日に都市計画案の説明会があり、その日を含めて20日以内に意見書を提出しなければならないとございますが、周知が徹底されていないと意見書を出すチャンスを逃してしまいますし、実際には知らない為に出せない方も多い様です。

朱書き部分の11月30日には事業計画案の説明会と書かれて居ますが、この時点で既に東京都側は近隣住民の声を反映させて事業計画案を変更できるのかと何度も質問しますと、東京都はこれについて答えようしませんでした。

やはり東京都の住民軽視の姿勢は許せませんし、許認可権と言う権力の乱用ではないかと感じざるを得ませんでした。