SSブログ

年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の年金7兆9000億円運用損は繰り返す! [政商化する天下り外郭団体の利権の構図をさぐる]

20151206-1.jpg[カメラ]私達の支払う公的年金保険料は、厚生労働省が集め、そのお金は国の外郭団体の年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)を経由して信託銀行や投資顧問会社の運用受託機関に託され株や債券などに投資されます。

消えた年金問題では政府の外郭団体のグリーンピアが我々の保険金を大規模なリゾート施設の建設に使ってしまい多額の損失を出した上に破格の値段で売却され、年金資金が消えた事を忘れてはなりません。

上の図を見るとこの当時の状況と大して変わって居ない事に気付くべきではないでしょうか。

つまり、我々の年金の掛け金を政府の年金機構が集め厚生労働省を経由して年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が入りこの段階で政府の外郭団体が収集と運用に関わり双方でマージンが取られる仕組みです。

しかも、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は年金資金の運用を行う為のものでは無く事実上会議をするだけで、実際の運用は信託銀行や投資顧問会社なのです。

GPIFの運用総額は6月末で141兆1209億円ですが、今回明らかにされた損出は7兆9000億円を超え10兆円近い損出へと膨らむ恐れがあります。

巨額損出の背景には、年金資金を政府が景気を良くさせようと株価を上げる為に株への運用枠を拡大させ株式相場の上昇の為に利用したが株価の下落で損出が拡大したものと思われます。

実際の市場では年金資金が動くと相場が動いてしまい、動きが遅い年金資金は超高速で取引されるアルゴリズム取引等のカモにされる恐れがあります。

更に高コスト体質で保険料を集める年金機構、年金運用の為の年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)がピンハネして更に信託銀行や投資顧問会社が手数料やマージンを取るのですからそれぞれがマージンを取れはどうなるか言うまでもありません。

年金が消えた過去の事例が繰り返される事が予想され、今後再び杜撰な運用管理が暴露されて来るのではないでしょうか。


nice!(21) 
共通テーマ:ニュース

nice! 21

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。