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オルタネーターのICレギュレーターを交換する!20万キロ走行で交換時期に入ります! [車の維持管理自分でやって維持費削減]

20151230-1.jpg[カメラ]前回のオルタネーターの交換に引き続き重要な部品なのでご覧の赤矢印部分のICレギュレーターの交換及び管理について解説致します。

ICレギュレーターは左右の2本のネジを外し、引き抜きます。

20151230-2.jpg[カメラ]ICレギュレーターを外すとこんな感じで外れ、オルタネーターの寿命の長い部品ですから、20万キロ以上走行されて居る場合はこのICレギュレーターを交換するだけで更に20万キロ走行出来る可能性があります。

20151230-3.jpg[カメラ]内部を覗いて見ますとオルタネーターの軸にブラシの当たるスリップリングが見えます。

20151230-4.jpg[カメラ]写真左側は新品のICレギュレーター、右は28年間経過し約18万キロ走行したICレギュレーターですが、ブラシの部分がかなり摩耗して居る事が分かりますし、20万キロ走行で交換時期と言われるのもうなづけます。

ブラシとスリップリングの間には絶えず青い火花が出ており少しづつ削れらてしまいますので消耗部品と考え20万キロ走行で交換をお勧めします。

20151230-5.jpg[カメラ]これはブラシ側から見た消耗状況です。

20151230-6.jpg[カメラ]左が新品、右が28年前に製造されたICレギュレーターですが、新しいものはハンダの盛りが厚く強化されている事が分かります。

これまで欧州車は電気系統の故障が多いと言われた原因は、ハンダの質が悪く接合部分に亀裂が生じ通電不良となる事が多かった為に、その対策としてハンダを厚く盛る方法で解決した経緯が読み取れます。

こうした改善や工夫が企業としてのノウハウとなり、こうした問題を克服する事が技術の向上に繋がります。

機械が故障するのは何か原因があるからで、原因を探し出し適切な対処をすればまた元通りに動いてくれるこのです。

最近は、故障をすれば直ぐに捨ててしまい買い替える事が多くなっていますが、車等の耐久消費財は可能な限り直して使う方が結果的に環境にも優しく経済的な負担も少なくて済むのは言うまでもありません。

都心部では若者の車離れが進んで居ますが、車を運転するだけでなくそのメカニズムを知る事は大変重要です。

メカニズムさえわかってしまえば自分で車を直す事も可能ですし、それを応用すれば全ての機械を直す事が出来る便利な人材になる筈です。

しかしながら、人間にはそれぞれの人には能力がありますから誰にでも出来るとは限りません。

話は変わりますが、1台の車に使われて居る部品総数は約3万点にも及び車を作れる国は国力と技術力がある事も意味します。

日本の繁栄を維持する為には技術力が不可欠ですし、優秀な技術者はあらゆる方面に応用が利きますから生涯必要とされ、仕事にあぶれる事は殆ど無い様です。


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