燃料計の誤作動を直す!原因!IC(集積回路)チップのハンダ部分に超微細なヒビ! [車の維持管理自分でやって維持費削減]
燃料計が満タンなのに急に急にレッドゾーンを示す等の誤作動に苦しめされました。
考えられる原因は大きく2つあります。
1.メーターパネル内の燃料計の故障。
2.燃料タンク内の燃料計測のフロートシステムの故障。
先ず、メーターパネル内の燃料計の故障を確認しましたが、それらしい故障が見られませんでしたので、次に燃料タンク内の燃料計測のフロートシステムの故障を疑いました。
燃料タンク内の燃料計測のフロートシステムを修理する為の部品が手に入らない事や燃料タンクを取り扱うには火災等の危険性ンが伴いますのでこの部分は自動車屋さんで交換していただきました。
しかし、新品に交換しても燃料計の誤作動は直りませんでした。
これには自動車屋さんも困ってしまい絶版車の為に部品も手に入らないので場合によっては別に燃料計を取り付けるしかないと言われ、燃料計だけを修理して貰える会社を探すので一度車をお返しすると言われ戻って来ました。
たまたま家でネット上に同様の悩みで修理に成功された方のブログが見つかり、その結果はメーター裏のハンダにヒビが入り接触不良であった事が書かれて居ました。
早速車からメーターパネルを外し、更に燃料計を外し、燃料が取り付けられて居るプリント基板のハンダの状況を確認する事にしました。
精密な電子回路ですので肉眼では見えませんので、ダイヤモンドの鑑定に使う10倍のルーペでハンダ付けされた部分を一つづつ丹念に調べて見ました。
右側の2つのルーペはダイヤモンドの等級を鑑定する為のルーペで、左の丸い輪の付いたルーペは精密な機械時計の修理に使うもので頭に針金部分で固定する事が出来るので両手が使える為に超精密な作業をするには便利です。
調べてみますと一番上の写真の赤い矢印部分にあるIC(集積回路)チップの裏側のハンダ部分に超微細なヒビが片側に集中してある事が分かりました。
この部分のハンダをハンダコテを当てて溶かし、更に新しいハンダを少量加えながら全てのヒビが入った部分の修理を行いました。
後は再びメーターパネルに組み付けて配線等の接合部分を検査してから車に取付けます。
無事燃料計はご覧の様に復活しました。
解決のヒントを下さったブロガーの方に感謝申し上げます。
機械はどんな状態でも原因を特定しきちんと直せばいつまでも使えるものです。