日銀統計デターから分かる日本経済!再びデフレ経済に! [世界経済と日本]
日銀統計デターから現在の国内物価指数を見て見ますと、青線が国内物価指数で、赤線が企業向けサービス指数です。
これによると、今年に入り再びデフレ経済に突入して居る事がわかります。
つまり政府の目指す2パーセントのインフレは実現どころか約3.5パーセントのデフレになっています。
この状況ではとても消費税の増税処では無く、もし増税すれば長期的な景気の低迷をもたらす危険があります。
このグラフの赤線部はマネーストック(M2)状況を示すもので、青線部はマネーストック(M3)つまり通貨の供給量を示すものです。
マネーストックが昨年度と比べ増えるどころか減る傾向があるので今年の景気回復は殆ど望めそうもありいません。
この事は日銀がゼロ金利を導入した為に日本国内では運用益が得られないとキャピタルフライトしてしまった可能性を疑う必要がありそうです。
本当に景気回復が実感できる様になる為にはグラフの左側のレベルまで上がらないと景気の回復の実感が感じられないと思います。
マネーストックは景気の状況を把握する為の重要な指標ですので狭いレンジで動いて居る事は景気が相変わらずよくなって居ない事を示しています。
これは日本の国際収支を示すグラフで、貿易収支は黄色の部分で今年に入り貿易収支は収支トントンである事が分かります。
これは輸出が伸びたからでは無く原油安がそうさせたと考えるべきだと思われます。
赤い色の折線グラの部分は国際収支統計(経常収支)で、再び悪化傾向に向かい始めた事が分かります。
総じて今年は波乱要因が多そうで、景気の先が読みづらい傾向が続きそうです。