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伊豆高原荘廃止に見る官僚利権の思惑!お役人の論理!建設後30年で老朽化? [官僚利権はこうして作られる]

20160503-1 .jpg[カメラ]伊豆高原荘について墨田区は区外の利用者が65パーセントとなり区民の利用が少ない事や老朽化を理由に平成28年度3月末に廃止してしまいました。

現実には区民の皆様からは廃止を惜しむ声があるのは事実です。

これで区民の皆様の保養施設はすみだ健康ハウスとあわの自然学園だけになるのです。

墨田区の思惑がこうした区民の為の保養施設が廃止される事から見えて来る問題は、区民サービスを減らす反面北斎美術館の様な天下り施設への巨額投資が増大して居るのです。

はっきり申し上げてここの所区民サービスを減らす傾向にあり、新たな官僚利権が形成されて居る事を知って欲しいと思います。

墨田区は、「伊豆高原荘(静岡県伊東市八幡野1033-88)は、建物の老朽化が進んだことや、墨田区在住の方の利用が減少していたことから、平成28年3月末をもって閉館いたしました」公式ホームページで述べています。

しかし、実際は伊豆高原荘に対する適切な投資をして来なかった事が墨田区民の利用が減少を招いたに過ぎません。

20160503-2 .jpg[カメラ]写真は平成23年11月10日の視察した時の写真ですが、ボイラー室の設備の状況を調査して見るとボイラーは3基あり暖房用が2基あるものの、温泉用は1基しかなくこれが故障したりメンテナンスで使えない時は閉館するしか無い状況でした。

更にエアコンは関係は1基しかなく故障すれば全体の冷房が止まってしまう可能性があり、これが旅館やホテルなどのサービス業なら適切な基本的な体制が取れて居ない劣悪なサービス業者の烙印を押された筈です。

墨田区は奥山澄夫区長時代のハコモノ行政で財政難から設備の改修が後回しにされ、適切な設備投資がされて来ませんでした。

伊豆高原荘は昭和54年1月29日に開設され今年で35年を経過しているものの適切なリフォームや客室の改良等をすれば蘇る施設だと思います。

その理由は昭和54年の開設当時には2万人を超える利用者があり、23年は震災の影響で10月現在で約9千人に落ち込んでおりますが、平成22年度の利用者は約1万5千人で設備の老朽化を考えれば大して減って居ないのです。

しかも保養地としては優れた景勝地等の立地に恵まれており、財産価値も高いと思われ、官僚利権に安値で売却される可能性が考えられます。

また、こうした区民の財産を売却したお金が再び天下り外郭団体に流れる可能性があります。

20160503-3.jpg[カメラ]昭和54年1月29日に開設され今年で35年を経過しているだけなのに墨田区は「建物の老朽化が進んだ」言って居るは何故でしょうか。

鉄筋コンクリート製の建物なら設計上の耐用年数は60年ですが、半分程で老朽化と言われてしまうと、区内のマンションの多くは建設後30年以上経過しても普通に使われて居るのは何故でしょうか。

つまりこれが税金の無駄遣いで設立する際は耐用年数の60年使う前提で多額の税金を投入して国等の補助金を使い建設しますが、その後は補助金が出ない為にお金を全くかけずに放置します。

耐用年数の半分近くなると老朽化を理由にし始め多額の設備の改修費がかかる事を理由に廃止し、取壊したり売却話が出て来るものです。

この頃になると議員団を招いて視察させ、如何に設備が老朽化しており廃止が必要であると言うシナリヲで設備の悪い部分を強調して視察させます。

何も物事やその背景を知らない議員はお役人の言う事を真に受けてしまい、廃止が決定されてしまいます。

民間との決定的な違いは国民から吸上げた税金を使い切る為にはこうしうた無駄を多くして使い切る訳で、その為には老朽化と言う大義名分を使う訳ですが耐用年数の半分で捨てられる事はもったいないと言わざるをえません。


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