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墨田区基本計画(素案)の問題点はこれだ第9話 莫大な資金が必要な区の公共施設 [墨田区議会]

20160506-1 .jpg[カメラ]このグラフは墨田区の竣工年代別・用途(大分類)別の延床面積を示すものですが、左右を分ける太い線の部分が旧耐震基準で建てられた施設(左側)と新耐震基準で建てられた施設(右側)に分類するものです。

これをご覧いただければ分かると思いますが、墨田区の公共施設の床面積の約3分の1が旧耐震基準で建てられた施設であり、何らかの対応を迫られるものである事が分かります。

しかしながら、墨田区の財政状況は経常収支比率がカツカツの88.4%と財政の弾力性が無い為に公債費比率が低いからと公債を発行してしまいますと経常収支比率が直ぐに90%以上となり、事実上旧耐震基準の建物を整備する余裕がありません。

財政的に墨田区は北斎美術館どころではありませんが、団塊の世代の幹部職員の天下り先確保の為に山﨑区長が強引に作らせてしまいました。

これを引き継ぐのは山本区長で何の為に民間から区長を出したのか意味が無い状態です。

さて墨田区基本計画(素案)ではどうなって居るのか下記をご覧ください。

 1 区の公共施設等゛を取り巻く現状※「公共施設等」は、区の公共施設(建物)のほか、道路や橋梁などのインフラ系施設を含みます。前章「I 新たな社会の潮流」にもあるとおり、区政を取り巻く環境は大きく変化しています。

今後の公共施設等の整備にあたっては、社会の潮流や社会経済情勢等の変化を的確にとらえるとともに、将来の人口減少社会とさらなる少子高齢化の進展及びそれらへの持続的な対応を前提とする必要があります。

そのうえで、公共施設等を取り巻く現状として、。以下のような課題があります。

(1)公共施設等の老朽化と更新時期の集中

今後、公共施設等が一斉に老朽化等による大規模修繕や更新(建替え)の時期を迎えます。

区の公共施設(建物)の数は約300超にのぽりますが、それらの公共施設のうち築後30年超の施設は4割を超えています。インフラ系施設についても、たとえば区が管理する橋梁は計25橋ありますが、それらの橋梁のうち架橋後50年以上の橋梁は約5割です。

(2)公共施設等の維持管理等にかかる射源の不足

公共施設等の大規模修繕や維持管理等に多額の費用がかかるため、今ある施設をすべて維持し続け大規模修繕等を行っていくことは、区の財政運営上困難です。

(3)区民ニーズの変化

民間サービスの普及や区民ニーズの変化等により利用が低迷している施設がある一方、社会経済情勢の変化等により、介護や保育施設に対する需要が増加しています。

以上が墨田区基本計画(素案)に書かれた内容です。

分かり易く言い替えますと公共施設等の維持管理等にかかる射源の不足しており何も出来ませんよと言って居るのです。

この部分から予想されるるのは、公共施設等の大規模修繕や維持管理等に多額の費用がかかるため、施設を廃止したまま放置される可能性が高いのです。

ここから導き出される問題点は様々な分野において今後行政サービスが低下する事も示唆しています。


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