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墨田区基本計画から分かる!すみだの「夢」実現構想の裏側!夢は夢で終わる!第2 [墨田区役所]

20160521-1 .jpg[カメラ]墨田区基本計画に基づくすみだの「夢」実現構想を具体的に見てみましょう、これは「暮らし続けたいまち」の実現の為の施策の部分です。

将来像の部分では「子ども達が安心して遊べる環境が整い、元気な子ども達が遊ぶ声が弾む、活気溢れるまちになっています」とございますが本当にそうでしょうか。

高度成長時代に育った私にはとてもそうは思えません。

背景の部分では「安心して子供を産み育てられる環境を整備し、子育て世代が「住みたいまち」を作る事が必要だと書かれて居ますが、実際はどうでしょうか。

我が家自体が子育て世代ですので良く感じる事ですが、子育てにお金がかかる割に収入はそれ程増えて居ませんから生活はカツカツでやりくりに苦労されているのではないでしょうか。

住宅事情も最近マンションがたくさん建設されていますが、50平米前後の狭い住宅や投資用のワンルームマンションばかりで多子世帯の住めるマンションは極めて少ないと言う現実があります。

更に安心して子供を産み育てられる環境どころでは無い事態が2月の予算特別委員会で起こりました。

それは、墨田区が第三子以降の子どもが新年度に小学校に入学する際、5万円分の「就学祝い商品券」を支給する事を決め本年度予算案では1,200万円を計上しました。

しかし、自民党、公明党、民進党、新しいすみだから「就学応援事業費を削除し、同額を財政調整基金に積み立てる必要がある」とする修正案が提出され第三子以降の子どもへの5万円分の「就学祝い商品券」案が消えてしまいました。

彼らはその理由として「効果がない」と述べるだけでその根拠は全く示して居ません。

やはり議会の構成が民意や社会の実情が反映される体制になって居ない事を痛感致します。

推進して行くプロジェクトの部分では、既に行われおり新鮮さがありませんし、今や当たり前の事でしかありません。

20160521-2 .jpg[カメラ]ここに「すみだで育つ全ての児童・生徒が自分の意思で夢を切り開く事が出来る様になる」とございますが、理想論に過ぎずこれは現実には不可能ではないでしょうか。

現実には全世界の多くの人々が「自分の意思で夢を切り開く事」など出来て居ません。

グローバル化社会になれば、世界的な厳しい競争社会を生き抜かなければなりませんから必ず勝者と敗者出てしまいますし、勝者となれる者は極めて少ないのです。

最後に「緑豊かな公園など、子育てし易い住環境づくり」を提唱していますが、緑町公園では北斎美術館建設の為に公園木が伐採され、公園自体が狭くされています。

公園が作れる場所として旧学校跡地がありまますが、北斎美術館建設に多額のお金を使いながらこうした解体費用を惜しんで結果的に廃墟と化した学校が何も利用されないまま17年以上も放置されています。

やはり暮らしたいまちとは何かと申しますと、生活が安定する場所であり、便利な場所であり、その土地に愛着が持てる事が重要です。

すみだの「夢」実現構想とはお役人が机上の空論の作文に過ぎないもので、そこには人の生活そのものが抜けてしまっているのではないでしょうか。


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