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病気の猫の目を治すペットの先端高度医療!角膜移植はこうして行われる! [技術立国日本のハイテク技術]

20160605-1.jpg[カメラ]2009年5月に動物愛護センターで殺処分される寸前で動物愛護団体が保護し我が家で引き取った子猫ですが、とても衰弱していて熱があり、両目は角膜炎になっていました。

20160605-2.jpgその後の治療を施しこんなに立派になりました。

20160605-3.jpg[カメラ]しかし、ご覧の写真の瞳の中央部分をご覧ください、角膜炎の治療をしたものの右目だけが角膜に穴が空いてしまい、何層にも重なる組織のほんの一部で穴がかろうじて止まっているだけです。

何度も治療を試みましたが獣医さんはここまでが限界で将来穴が空いてしまったら角膜移植しか無いと言われておりました。

しかし、先週ついに角膜に穴が空いてしまい、猫の様子が変なのでよく見ると角膜に穴が開き水晶体の一部が飛び出して居る事に気づき近所の獣医さんへ連れて行くとここでは手におえないので専門医を紹介してくださいました。

病院から次の病院へ電話して下さりその足で専門医に診てもらうと、開いてしまった穴を埋める為に角膜移植をするのが綺麗に治り良いとのご説明で角膜移植をする事にしました。

方法は、穴の開いた瞳の部分を埋める為にその付近にある角膜を切り取り、穴の開いた瞳の部分に縫い付け、切り取って来た角膜の部分は縫い合わせるという方法です。

角膜を縫い合わせるとそこに血管が伸びて行き血液により組織に栄養が送り込まれると角膜が再生し、やがて血管も細くなって行き透明な角膜になるそうです。

20160605-4.jpgこれが角膜移植手術後の状態で、縫い合わせた部分を保護する為に写真の白い部分はコラーゲンで作られたフィルムで細菌感染しない様にほ保護の為縫い付けてあります。

抜糸まで約1か月はこのコラーゲンのフィルムで保護されていますが、抜糸と同時に取り払われるので元の綺麗な目に戻るそうです。

この治療は大変高額で総額で30万円程かかりましたが、大切な我が家の一員ですから仕方ありませんし、お金で治るならうれしい事だと思いますし、こうした高度医療を行う人材や技術を維持する為にも必要な支出だと思います。

細菌のIPS細胞の技術では人のIPS細胞を使いシャーレに角膜を作りそれを人の目に移植する事が可能になって来ています。

生命ってすごいですね。


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