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イギリスはEUを離脱する!英国のEU離脱でハゲタカファンドが狙う金融部門! [世界経済と日本]

20160616-1.jpgイギリスの保守党は2017年末までにEU離脱を問う国民投票を行うことを公約にしてきましたが、キャメロン英首相は20日、英国のEU加盟の是非を問う国民投票を6月23日に行う方針を表明した結果為替は急激に円が買われ円高に向かいました。

この国民投票の質問は簡潔明瞭で「英国はEUのメンバーにとどまるべきか、EUから離脱すべきか」の二者択一式なのです。

私は「EUから離脱すべき」と投票する国民の方が多いと思います。

その理由は、欧州で問題となっている難民問題から端を発した移民問題があり、ロンドン近郊では移民が非常に多く治安が悪化しているからです。

私も何度かイギリスへ行きましたが地下鉄の車両や建物外壁には落書きだらけで治安が良くない事は一目瞭然で、治安を保つ為に防犯カメラがあちらこちら付いています。

キャメロン首相は「改革後のEUにとどまることで英国はより安全で、より強靭で、より豊かになり、離脱すれば経済や安全保障にとって脅威になる」と残留を呼びかけて居ますが、パナマ文書で暴露されたキャメロン首相の声に国民が耳を傾けるとは思えません。

更にその理由としてイギリスは日本と同じ島国なのでヨーロッパ大陸の国々と仲が悪いのです。

また、最近のヨーロッパ大陸の景気の悪さもEU離脱の可能性を示す要因です。

そこでもし、イギリスがEUを離脱したらどうなるのでしょうか。

ズバリ国際金融市場で英国関連の金融商品の価格が大きく変動します。

相場とはこの様なもので一時的に動いても直ぐに落ち着くものです。

しかし、米系のヘッジファンドはこの時とばかりに金融市場を激しく動揺させ「英国景気に深刻な影響が及ぶ」等とポジショントークが出てくると思われます。

つまり英国への懸念材料を並べ始めます。

経済活力の低下、経常赤字の拡大、金融部門の弱体化、英国の国債の下落、英系銀行の格付け引き下げ、資金調達コストが上昇、ロンドンの地価暴落、英国の重要産業の金融部門は経営難に、とかを並べこれで稼がせてもらう訳です。

英国でけでは儲けが少ないので上記の材料を全世界に広げ更に大儲けをたくらむ訳です。

英国のEU離脱を口実に米国のハゲタカファンドは英国の金融部門に戦いを仕掛ける可能性があります。

ジョージ・ソロスの様な方が出て来るチャンスかも知れません。

今後の相場展開が面白くなりそうです。


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