墨田区契約課の指名競争入札!長期リース契約第2話欠陥製品を借入!官製談合疑惑 [山本区長下で進む墨田区の官製談合疑惑の研究]
今年の2月18日に行われた墨田区中小企業センターに納入される「CADセンター用機器の借入」という指名競争入札の結果です。
ご注目いただきたいのが実際に札を入れているメンバーでこれもこれまでに指摘して来ました常連の4社だけで大手のリース業者3社は全て辞退又は不参加となり入札に参加しませんでした。
更に疑問なのは、今年の2月18日と言えばこの時点で予算特別委員会で中小企業センターの廃止予定が報告されており、何も3年間もの長期契約など必要が無い筈です。
先ず大手リース業者が不参加又は辞退した背景をさぐる為に入札仕様書を見てみましょう。
これは入札仕様書の概要部分です。
これが入札仕様書の詳細部分はタワー型パソコンの「デルPrecisonT5810」が指定されて居ます。
このPCの型番を見ただけで大手リース会社が何故不参加又は辞退されたのか私には理解出来ました。
その理由は「デルPrecisonT5810」というモデルはそもそも過去の機種で正確に言うと三世代前の2014年発売のモデルで性能は低く拡張性も悪く誠実な業者なら扱わないか割引率を高くしなければ顧客の満足が得られないからです。
PCのCPU等の性能から市場取引相場から妥当な価格を割り出して見ますと13万円程度が妥当と思われますので、これが合計8台ですから妥当な価格は8台で104万円です。
大手リース会社は辞退の理由を「当社都合により辞退します」としながらも具体的な理由を明かさないのは、本当の事を言ってしまうと指名されなくなるからだと思われます。
別の大手リース会社も「社内決裁都合」と言う漠然とした理由で辞退していますが、「社内決裁都合」とは決裁が下りませんと言う意味で、考えられるのがこの仕様に問題があり許可されなかった事が窺われます。
と言う事は3世代も前のPC以外にも何か理由がある事を意味していますのでそれを探して見ます。
ここに大手リース会社が不参加又は辞退する理由がここにありました。
ノートPCの「デルPrecision M4800」は、ネット上でタッチパッド部分に修理不能欠陥ありと指摘され現在は生産されて居ない様ですから、これも在庫を持って居る業者以外落札出来ない仕組みになっています。
当然、大手リース会社は故障による余計なトラブルを回避したいし、生産されて居ない為にデッドストック品を探してまで応札は出来ませんので不参加又は辞退せざるを得なかったと思います。
更に製品の製造が中止されてされているものが他にもあり、それはネットワークハブ「PLANEX FXG-16M3」でこの型番のものはデッドストック品を探さなねればならず、入手困難な可能性があるので大手リース会社が不参加又は辞退する理由がここにある様に思われます。
中小企業センターは廃止になる事が分かって居ながら何故「長期継続」契約をするのか理解できませんし、三世代も前のパソコンをわざわざ長期継続レンタルするのも不自然ですし、ノートPCは故障が多く使いものならないものを借りるのですから、特定の業者の為に発注されているとしか思えません。
予定価格は非開示と言う理由で黒塗りにされて居ますが、予算額に対する予定価格の設定を統計的に割り出すと、黒塗りの部分の予定価格を割り出して見ますと、推計予定価格は951,215円になります。
落札額は月額78,840ですから年額に換算すると946,080円になり、、推計予定価格は951,215円となりますと差額は僅か5,135円しかなく落札率は99.46%になります。
そもそも中小企業センターは廃止になる事が分かっているのに敢えて「CADセンター用機器の借入」するこの長期契約でいったい誰が得をするのかを考えれば官製談合疑惑ありと言わざるを得ません。
入札仕様書には製造が中止された三世代も前のパソコンが指定されていたり、故障が多く欠陥のあるノートパソコンが指定されるなど、本当に機器を活用する為の契約なのか疑問を感じざるは私だけでしょうか。
古いパソコンが指定したり、欠陥があり事実上製造が止まったパソコンを敢えて選定する理由が分かりません、こうした問題に詳しい方からの情報提供をお願い致します。