SSブログ

墨田区契約課の指名競争入札!長期リース契約第19話 生産終了機器を随意契約! [山本区長下で進む墨田区の官製談合疑惑の研究]

20160820-1.jpg平成27年3月24日に行われた墨田区役所窓口や出張所窓口合計6箇所への「FAX複合機の借上(再リース)」の契約ではたった1社、それも全て落札している業者だけが指名され、随意契約となっています。

20160820-2.jpgこれが仕様書の中身ですが対象機器の部分を見ますと「imagio Neo 250」と言うリコー(RICOH) 社製の機器が指定されていますが、この機器は2005年9月に生産され2015年頃には生産が中止されています。

こうした発売後10年以上経過した機器で生産が既に中止されている機器は部品やトナーなどの消耗品が供給されなくなりますので価格は新品でも非常に安くなります。

20160820-3.jpgimagio Neo 250の販売価格を調べて見ますと税込メーカー希望価格745,200円の価格が僅か80,000円で売られキャンペーンを利用すれば僅か4万円で買える事が分かります(出典:OFFICE 110)。

それでは随意契約額を見てみましょう。

20160820-4.jpgこれが墨田区と随意契約した業者の見積書ですが、1年間のリース料は187,800円で6箇所ですから1箇所当たり31,300円になりなり、新品が約4万円で買える事を考えますと今回は継続の再リースですから非常に割高に感じます。

20160820-5.jpg指定理由書を見ますとこの機器は平成20年9月1日(2008年)から長期リースして来た事がこれからわかり、既に10年以上経過していますから法定耐用年数は5年ですから減価償却済みのものを貸出して来た業者は大儲けしている事がうかがわれます。

この機器は平成17年9月(2005年)に生産され、墨田区が借上げを開始したのは平成20年9月1日(2008年)ですからこの時点で3年落ちですからメーカー希望価格745,200円に対してこの時点で70%引きの223,560円で買えた筈です。

仮に今回と同額でレンタルしたとすると1箇所当たり31,300円になりますから11年で344,300円になりそこから223,560円を差し引くと120,740円になり6箇所とすると724,440円も高く付いている事が分かります。

20160820-6.jpgこれは予定価格書ですが予定価格と比較価格は黒塗りにされていますが、ここにはどの様な数字が入るでしょうか?

答えは、予定価格は187,800円比較価格は「設けない」となります。

山本区長は議会での答弁で「一部の業者に発注が集中している現状に対する私の認識についてですが、今申し上げたとおりの手続を経た公平な競争の結果であると認識しています」と言って居ます。

これが再契約の度に1社しか指名しない墨田区契約課の実態ですし、これが山本区長の言う「公平な競争の結果」なのでしょうか。


nice!(7) 
共通テーマ:ニュース

nice! 7

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。