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墨田区契約課の指名競争入札!長期リース契約第26話 これが官製談合のサインだ!  [山本区長下で進む墨田区の官製談合疑惑の研究]

20160901-1.jpg平成27年4月24日10時02分に開札された「学童用ロッカーの借上」と題された指名競争入札で指名したのは総合商社ベンキョウードー株式会社、有限会社ミツワ堂、オガワ商店、株式会社平和堂の4者です。

いつもなら有限会社飯沼電気が登場するのですが、今回は学童用ロッカーの借上で電気屋さんが登場したのでは不自然なのか代わりに有限会社ミツワ堂が新たに登場しました。

20160901-2.jpgこれは起案書と呼ばれるもので平成27年4月16日に起案され予算額は894,672円である事をここでは押さえておきましょう。

20160901-3.jpgこれは予定価格書ですが予定価格と比較価格は黒塗りにされていますが、ここにはどの様な数字が入るでしょうか?

答えは、予定価格は842400円、比較価格は880,000円となります。

落札率は100%。

20160901-4.jpgこれは当該案件の入札仕様書ですが、ロッカー部分はメーカー名や型番は指定されていませんが、(3)傘たてはウチダUS-921と書かれて居ますが、US-921と言う型番は入札案件であるサインである可能性が高く、この型番で仕入先に問い合わせると価格や商品を出して貰えない恐れがあります。

つまり、ウチダとは株式会社内田洋行の事で、この会社は学校教育市場への教育機器、教材、コンテンツの製造、販売、ICTシステムの構築、学校空間デザイン、家具販売、施工と言う公共事業の納入に深く関わっています。

私も大手商社時代ODA等で入札の仕様書にこの会社の製品があると公共事業の入札では苦しめられた経験がございます。

つまり入札案件では特定の会社が有利になる様な様々な難題を出して来た記憶があります。

この傘たてはウチダのカタログを見ても一般には公表されて居ない型番である可能性が高くUS-921は特殊な型番と言わざる得ません。

これが墨田区の入札仕様書に書かれて居る事は特定の業者との馴れ合い関係がある事が推測出来ます。

本来なら何本用傘たてと記載すべきですが、入札仕様書にウチダUS-921と書くだけで特定の業者しか落札できなくなります。

これは言うまでも無く、行政が関わる官製談合だと思います。

20160901-5.jpgこれが指名業者調書ですが、毎回同じ顔ぶれが大分をを占めておりこれでは電子入札は形だけで行政が意図的に指名業者と示し合わせた官製談合の可能性が高いと思います。

20160901-6.jpgこれが契約書でやはり総合商社ベンキョウードー株式会社が落札しています。

20160901-7.jpg7ヶ月間で842,400円支払われえる訳ですが実際の価格はいくらでしょうか。

通常の業者仕切り価格を調べてます。

(1)学童用ロッカー(ランドセル入れ・12人用H900・D450・W1604) 3台

市場取引定価45,000円、業者間仕切り価格9,000円程度で3台27,000円

(2)学童用ロッカー(ランドセル入れ・ 9人用H900・D450・W1207) 1台

市場取引定価35,000円、業者間仕切り価格7,000円程度で1台7,000円

(2)学童用下駄箱(2段式・20人用H 1 399・W1 240・330) 2台

推定取引定価55,000円、業者間仕切り価格16,500円程度で2台33,000円

(3)傘たて(ウチダUS ―921 )   1台

メーカー希望価格72,360円(税込) 、業者間仕切り価格14,472円(税込) 程度で1台14,472円

(4)移動式手洗い スタンダードタイプ20ℓ 

メーカー希望価格240,240円(税込) 、業者間仕切り価格48,048円(税込) 程度で2台96,096円

必要な量を全て調達すると163,096円(税込) で仕入れる事が出来ますので区との契約額842,400円(税込) から仕入れを差し引くと679,304円の粗利が得られる事がわかり、まともな入札が行われれば20万円から30万円程度で収まるはずではないでしょうか。。

墨田区の契約課が特定の業者しか指名しない背景にはこうした価格の実態が暴露されるのを恐れているのかも知れません。

こうした特定の業者しか指名しない背景には、仄聞ですが北斎美術館の会館までに5億円の寄付を集める事を前山崎昇区長が提案、区議会自民党が予算委員会平成26年度予算特別委員会で提出した付帯決議で5億円の寄付を求めた事が背景にあると指摘される方も居ます。

区議会自民党の出したすみだ北斎美術館についての付帯決議です。

(1)寄付金について
そもそもすみだ北斎美術館の建設には、区民の中にもまた区議会の中にも賛否両論があり、財政負担への影響を最小限にするために私たちは寄付金を集めることを求めた。このことを区長は重く受け止めるべきである。

この観点から、区長が区議会で言明した北斎美術館建設にあたっての5億円の寄付金を開館までに行うよう求める。同時にこの5億円の寄付金について、今定例会中に、区長は歳入補正し補正予算案を提出することを求める。

また、寄付金の収納状況について、①寄付金の募集及び応募件数、②実際の収納状況について、平成26年度から開館まで、各月別に各定例会ごとに区議会に報告することを求める。

寄付金5億円の根拠は、未だ漠たるものとなっており、苦渋の決断で予算案には賛成するものの、平成26年第二回定例会までに、①寄付金募集の主体となる寄付金募集委員会の構成員や、②寄付金募集にあたっての月別目標額、③募集対象者等を明記した、事業計画を区議会に提出することを求める。

この事が区と馴れ合い関係にある業者しか入札で指名しない、同じ業者しか指名されないので高値で落札させ差額分を寄付金としてキックバックさせている疑惑があります。

この寄付者名は個人情報保護を理由に情報開示されませんので公正取引委員会や警察等の捜査機関が動けば明らかにされるのではないでしょうか。

山本区長は議会での答弁で「一部の業者に発注が集中している現状に対する私の認識についてですが、今申し上げたとおりの手続を経た公平な競争の結果であると認識しています」と言って居ます。

しかしこれまでの墨田区契約課の指名の実態を見ますと、山本区長の言う「公平な競争の結果」とは全く考えられず、前山崎区長の公約を予算特別委員会で公然と継承すると言う趣旨の事を述べて居ます。

官製談合は天下りと関係があるとこれまで言われておりますが、すみだ北斎美術館は事実上墨田区の教職員等の天下り先に過ぎず、館長自体が北斎の専門家では無い元中学校の校長と言うお粗末なものです。

こうした現実をより多くの皆様に知って戴くためにネット上で拡散して下さる様にお願いいたします。


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