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墨田区契約課の指名競争入札!長期リース契約第31話 見積合わせ指名の実態! [山本区長下で進む墨田区の官製談合疑惑の研究]

20160906-1.jpg平成27年7月30日の「ITカートの借上」の契約では指名されたのは常に常連の総合商社ベンキョウードー株式会社、株式会社平和堂、オガワ商店、有限会社ミツワ堂の4者です。

20160906-2.jpgこれが入札仕様書ですが、件名のITカートと言う名称自体が㈱内田洋行の商品名がそのまま使われています。

そもそも特定のメーカーの商品名ですから「ITカート」と聞いても多くの皆さんは何か分からない筈です、私も解りませんでした。

調べて見るとPCやビデオデッキ等を載せて移動出来る車輪の付いた台で、これも学校ICT化利権と言うヒモで繋がったパーツの一部です。

仕様書には㈱内田洋行のITカートでロータイプ(クローズ型)、これは低いタイプで扉が付いて居るもので、更に型番や型式まで指定されています。

私が把握して居る情報では㈱内田洋行の製品は入札に絡むと特定の業者以外は入手が困難になると言われており、代理店等から入札情報を集め集中的に管理して過当な競争で値崩れさせない様にしていると言われて居ます。

私も大手商社時代、入札では苦しめられましたが、入札案件の情報は集中的に管理されており、品名、型番、必要数量や納入日、納入場所をメーカーが知って居ましたから、他社が入札情報を知らせて居ると思われます。

こうした情報がキーワードになり、メーカーは問合せが来ると入札案件かどうか見抜いて対応します。

こうした入札仕様書が出た段階で官製談合を疑う必要があり、応札する側もひも付きだから応札しても取れない事が事前に読めますので入札には不参加又は辞退してしまうものです。

20160906-3.jpgこれが落札者の総合商社ベンキョードー㈱の見積書で、これは1ヶ月当たり22,626円のリース料ですからこれが43ヶ月ですから972,918円になります。

これは12台分の価格ですから、1台当たり81,076円になりますが、推定の業者仕切り価格は32,430円程度ですから粗利で48,646円約5万円儲かる筈で、これが12台だと583,752円の粗利が得られ、儲けすぎ感が否めません。

20160906-4.jpgこれが2番札の株式会社平和堂の見積額は27,000円で1台当たりの価格は96,750円になりこの価格はウチダのカタログ価格は税込みで92,800円ですから定価よりも高い価格ですからそもそも入札する意味がありません。

仮に付属のOAタップ5M5個口を付けたとしても定価ベースで2千円程度ですから高過ぎます。

20160906-5.jpgこれが3番札のオガワ商店は27,540円で常に2番札と同じ様な価格で見積を出して居ます。

20160906-6.jpgこれは4番札の有限会社ミツワ堂の見積ですが2-3-4と2万7千円台でその差600円で3者の見積が並ぶ事は官製談合と業者間の談合が無けれあり得ない金額ではないでしょうか。

20160906-7.jpgこれは契約執行伺書ですが、作成された日付は平成27年7月21日の段階で予算額が158,760円つまり月額26,460円と出ていますが、2番札の株式会社平和堂の見積額は27,000円で残り2者は更に高のですからこれらは月額予算を上回っています。

予定価格と比較価格は黒塗りにされていますが、ここにはどの様な数字が入るでしょうか?

答えは、予定価格は26,460円比較価格は27,600円となります。

落札率は87.365%です。

20160906-8.jpgこれが契約書ですが22,626円で見積当日に契約となった事が分かり、この金額はメーカー希望価格よりも高い金額になります。

山本区長は議会での答弁で「一部の業者に発注が集中している現状に対する私の認識についてですが、今申し上げたとおりの手続を経た公平な競争の結果であると認識しています」と言って居ます。

皆さんはどう思われますか?

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