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車のメカニズムを知り自分で管理するユーザー車検のすすめ!第11話 検査ライン最終 [車の維持管理自分でやって維持費削減]

20121223-1.jpg[カメラ]車検の検査ラインの最終工程は下回り検査で、写真の最終ピットに検査官の指示に従って車を停車させます。

検査官は、ハンマーで下回りのナット類や排気系統の打音検査と目視検査を行い、ブレーキホースやダストブーツにヒビや破損が無いかを検査します。

20121223-2.jpg[カメラ]下回り検査が終わると終了ですので、写真下の矢印の刻印機に自動車検査票を差し込み検査結果を打刻します。

更に、総合判定印を上の写真の上の矢印の検査官が居る窓口で総合判定印を貰います。

その後、車検場の交付カウンターへ行き、クリップボードごと窓口に提出して、新しい車検証とフロントガラスに張り付けるシールを貰います。

20121223-3.jpg[カメラ]これが新しい車検証です。

20121223-4.jpg[カメラ]フロントガラスに張り付けるシールを貰い、古いシールを綺麗に剥がして、新しいシールを貼りつければ完了で、直ぐに公道を走れます。

今回のユーザー車検でかかった費用は下記の通りでした。

ワイパーブレード交換 6,764円

光軸検査料 1,500円

洗車代 900円

車検書類代 30円

自動車重量税 37,800円

自賠責保険料 24,950円

車検審査手数料 1,800円

合計73,744円でした。

通常業者さんに頼むと安い所でも10万円前後、外車の専門店では20万円から40万円と言うのが相場ですが、ユーザー車検なら最低限の車の維持に必要な車検費用は抑えられます。

しかし、こうした費用で車検が受けられるのは普段から車を整備し定期的に部品を点検して居るからこそ可能な金額だと思います。

専門店は高いのは、車の乗り心地や万一の故障に備えて早めに部品を交換するなどの諸費用が加算されるから高くなるので、必ずしも暴利を貪って居るとは言えません。

ユーザー車検でも、日頃から交換時期に来た部品は交換する等の基本的な管理は自己責任としてしっかりやりましょう。

[ひらめき]墨田オンブズマンの空間放射線量計の値、0.145~0.157マイクロシーベルト(午後11時~午前0時)


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車のメカニズムを知り自分で管理するユーザー車検のすすめ!第10話 検査ラインに入る [車の維持管理自分でやって維持費削減]

20121222-1.jpg[カメラ]これが車検の検査ラインで所定の場所に並んで検査を待ちます。

20121222-2.jpg[カメラ]検査官が回って来て先ずホールのナットの締付けをハンマーで叩いて打音検査されますのでホイールキャップは事前に外しておきます。

次に、ボンネッとを開ける様に指示されますのでボンネットを開けます、更にヘッドライト、ハザード、ウインカー、バックランプ等が全てが検査されます。

続いて、車のクラクションを鳴らす、ウインドウオッシヤー液が出るか、ワイパーが正常に動くかを検査されます。

そして、室内検査では、コーションラベル(車の始動等の注意事項の書かれたシール)、発煙筒、ガラスのフィルム等を目視点検されます。

20121222-3.jpg[カメラ]検査ラインに入ると先ず、サイドスリップ検査が行われます。

20121222-4.jpg[カメラ]次に排ガス検査が行われますので、標示された指示に従って排ガスセンサーを排気口に入れます。

ガス濃度が表示されボードに〇印が付けばOKですので次へ進みます。

20121222-5.jpg[カメラ]ブレーキ検査では加速の指示があり、その後、ブレーキの指示がありますので、ブレーキを強めに踏みます。

次に、再び加速して今度はサイドブレーキの指示がありますので、フットブレーキは踏まずにサイドブレーキを強く引きます。

検査合格なら写真のボードに〇が点灯します。

次回第11話ではこの続きをお送りします。

[ひらめき]墨田オンブズマンの空間放射線量計の値、0.153~0.162マイクロシーベルト(午後11時~午前0時)


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車のメカニズムを知り自分で管理するユーザー車検のすすめ!第9話 車検に必要な書類 [車の維持管理自分でやって維持費削減]

20121221-1.jpg[カメラ]車検を受ける際に必用な書類で既にあなたが持って居る筈の書類が先ず4つあります、写真左から納税証明書2年分で合計2つ、自賠責保険証書、車検証です。

20121221-2.jpg[カメラ]自分で検査して必用事項を記載した記録簿。

20121221-3.jpg[カメラ]以上の書類がそろって居たら社団法人東京都自動車整備振興会へ行き「継続審査」の窓口へ行き、書類を確認してもらい、車検に必要な書類と印紙を買うと印紙を貼って貰えます。

20121221-4.jpg[カメラ]継続検査申請書にナンバーや車体番号、走行距離を記載し、申請者の署名捺印と受験者の氏名、住所を記載さひます。

20121221-5.jpg[カメラ]自動車整備振興会で重量税分の印紙は貼って貰えますので、自動車重量税納付書に必用事項を記載します、書き方は車検場の記載台に張り付けられて居ますのでそれを見ながら行います。

20121221-6.jpg[カメラ]自動車検査票で、振興会で検査手数料を支払うと印紙を貼って貰えます。

これに車検証を見ながら、車のナンバー、原動機の型式、車体番号、走行距離、受験者の氏名と住所、申請者の氏名、住所を記載します。

車検場では、これらの書類が飛ばされな様にクリップボードに挟んで置きます。

こうすると、検査員が書類の確認と検査印等が押し易くなりスムーズになります。

これらの記載が終わりましたら車検場の受付カウンターのユーザー車検の窓口に事前予約番号と共に提出します。

次回は、車検の検査ラインについて解説します。

[ひらめき]墨田オンブズマンの空間放射線量計の値、0.147~0.143マイクロシーベルト(午後11時~午前0時)


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車のメカニズムを知り自分で管理するユーザー車検のすすめ!第8話予備車検場の利用 [車の維持管理自分でやって維持費削減]

20121221-7.jpg[カメラ]前回までで記録簿に記載すべき点検項目は全て完了しているのですが、事前に予備車検場で点検又は調整すべき点があります。

最も車検で引っかかりやすいのがヘッドライトの光軸です。

前回の試験を受けてから2年間の間にヘッドライトの光軸が動いてしまっている可能性が強いのです。

光軸が変わってしまう原因は走行中の振動でずれる事や、タイヤやサスペンションの状態や積載物でも変わってしまいますので正しく設定されているか計る必要があります。

車検場で装置を使い厳密に計測されますので、予備車検場で測定器で計り調整する必要があります。

費用は、予備車検場により様々で1,500円から5,000の費用で見て貰えます。

価格に幅があるのは、業者だと安く素人だと高く言われるのが不通です。

業者か素人か判断されるポイントはエンジンルームが清潔かどうかや持ち込み者の感じで見る様です。

優良の業者は、車検整備の際にエンジンルームや下回りを高圧洗浄しますので業者の持ち込み車は綺麗に洗浄されている筈ですし、その費用も請求されると思います。

私の場合は、業者だと思われたのか1,500円でした。

予備車検場では、サイドスリップ、速度計、ブレーキ、排気ガスのCOとHC、下回り点検等をして貰う事が出来ますが、必要があるかどうかは各自の判断ですべきです。

仮に、車検場でNGが出たら予備車検場で修理又は調整して再び車検を受ければよっぽどの事が無い限り済みます。

費用は、それぞれの場所や内容により様々ですが、同じ作業でも業者とユーザーでは費用が変わって来る様です。

次回第9話では、書類について解説します。

[ひらめき]墨田オンブズマンの空間放射線量計の値、0.147~0.135マイクロシーベルト(午後11時~午前0時)


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車のメカニズムを知り自分で管理するユーザー車検のすすめ!第7話外回りと日常点検  [車の維持管理自分でやって維持費削減]

20121216-1.jpg[カメラ]前回に引き続き記録簿に掲載すべき点検項目の解説を行います。

今日の、外回り点検と日常点検で記録簿に記載すべき検査項目は全て終了です。

外回り点検のフレーム、ボディーでは、緩みと損傷を点検する訳ですが、緩みとは車体に取り付けられたナット類の緩みを点検します。

20121216-2.jpg[カメラ]写真の矢印の様なナット類に緩みが無いかを点検します、ディラー等ではボルトの締め付けを確認した印として黄色いペイントで印を付ける所もある様です。

こうした部分は泥や埃が付いて居て見え難いので金属製のブラシで泥や埃を落として確認しましょう。

昔は、デイーラー等で車検をした事が分かる様にシャーシ・ブラックと言う塗装をする事が多かったのですが、これはお勧め出来ません。

シャーシを真っ黒に塗られてしまうと、必用の無い所まで塗られてしまったり、車検毎に塗られてしまうと私の車は25年も乗って居るので13回も塗られる事になります。

こんなに塗られてしまうと塗装が厚くなり過ぎて、車両重量が増して燃費が悪くなりますし、ネジ山が塗装で固められてしまい整備性が悪くなります。

また、ろくに検査しなかった事を隠す為に塗るケースも無いとは言えず、塗装費用も請求されるので、シャーシ・ブラック禁止と業者さんに言うべきだと思います。

ボディーの損傷は、事故歴の無い車なら殆ど問題無いと考えられますが、最近の車は燃費を良くする為に極限まで高張力鋼板を薄くしているので経年劣化や腐食等に注意して点検する事をお勧めします。

日常点検は、通常日常車を動かす前に点検すべき内容ですが、面倒なのかやらない人が多い様です。

しかし、車を安全に長く乗る為には最低限必要な事項ですから、習慣にする事をお進めします。

ブレーキ液の量、これはマスターシリンダーの上部に付いているブレーキオイルタンクの量です。

これは、規定のオイルレベルの上限と下限を示す印が付けられているので、この範囲に収まって居るか点検します。

このオイル量が減る原因は、オイルの漏れ以外にブレーキパットの摩耗やマスター・シリンダーの劣化を示す事もあるので、日常的に点検すればこうした兆候を知る切っ掛けになります。

バッテリーの液量、これはバッテリーの劣化を示しますし、出先でバッテリーが上がり走れなくなる事を事前に防ぐ事に繋がります。

最近のバッテリーはメンテナンスフリータイプのものが多いのでこの場合は\で省略しても可となりますが、点灯式のインジケーター付のものは点灯色を点検しましょう。

冷却水の量、これはラジエターの予備タンクの上限と下限を示す印の範囲にラジエター水がある事を確認します。

エンジンオイルの量、エンジンの近くにあるレベルゲージを、一度抜き紙やウエス等で一度ふき取り、再び奥まで挿入し引き抜いてオイルレベルがゲージの範囲無いにある事を点検します。

この時に、エンジンオイルの汚れ具合も点検しましょう。

エンジンのかかり具合、これはスムーズにエンジンがかかるかどうかを見る訳ですが、スムーズにかからないものはNGになります。

原因は、複数考えられますが、バッテリーの電圧低下、プラグの損傷、燃料の供給系等問題が考えられます。

低速と加速の状態、低速ではアイドリングにムラが無いか、加速はスムーズがを点検します。

ここに問題がある場合は、アイドル・コントロール・バルブやキャブレター、インジェクションに問題がある場合が多い様です。

ヘッドライト、ウインカーランプ、ブレーキランプ、バックランプ等の点検、これらは必ず車検場で検査されるので必ず点検しましょう。

この他に、ナンバー表示灯と言うのも切れて居る事があるので気をつけましょう。

ウインドウオッシャー液の噴出とワイパーは、これも車検場で必ず検査されるので、作動を確認します。

ワイパーゴムは2年に一度は交換すべきです、つまり車検毎に交換するつもりで車検前に交換しましょう。

これで記録簿に記載すべき点検項目は全て終わりです。

交換部品等があった場合は右の記入欄に記載し整備記録として保管しましょう。

また、記録簿の下の欄にCO、HC濃度の欄がありますが、検査場で計るのでブランクでも大丈夫ですが、どうしても知りたい場合は民間の予備車検場で計る事が出来ます。

タイヤの溝の深さやブレーキパッドの厚さは計って記載します。

点検整備者の欄は、ユーザー車検なら、ご自身でやられたなら氏名と住所を記載します。

点検整備の年月日と整備完了日の日付を記載し、点検整備時の走行距離を記載します。

更に、記録簿の右上の使用者氏名蘭、住所欄、車名蘭、自動車登録番号蘭、原動機の型式蘭、初年度登録蘭、車台番号蘭に必要事項を記入します。

次回第8話では必要な書類について解説します。

[ひらめき]墨田オンブズマンの空間放射線量計の値、0.145~0.140マイクロシーベルト(午後11時~午前0時)


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車のメカニズムを知り自分で管理するユーザー車検のすすめ!第6話下回り点検 [車の維持管理自分でやって維持費削減]

20121212-1.jpg[カメラ]今回は左にある下回り点検を解説します。

20121212-2.jpg[カメラ]エンジンオイルの漏れは、一番左の小さな矢印のドレーンプラグ付近から油が漏れて居ないかを点検します。

ステアリング・ギア・ボックスはボンネットを開け上から確認します、先ずギア・ボックスからオイル漏れが無い事を点検します。

ステアリング・ロッド・アーム類は、バンドルから来るシャフト部分を辿りながらジョイントヶ所の緩みや異常を確認しながら点検します。

トランス・ミッションは画面の左の上部の大きな矢印の部分です、ここではオイル漏れや損傷が無いかを目視で点検します。

写真の左下のブレーキの前にある矢印はブレーキホースを指して居ます、ここではブレーキオイルの漏れとブレーキホースに亀裂等が無いか、ニップル部分の損傷や緩みを点検します。

写真中央部の矢印は、エキゾーストパイプで次に続く触媒、マフラーと排気の流れに従って穴や亀裂が無いかを点検します。

排気系に漏れがあると車検でNGになりますので細かく点検する事をお勧めします。

20121212-3.jpg[カメラ]これは前輪の部分の写真ですすが、プロペラシャフト・ドライブシャフトのある後部も赤矢印の点検個所を検査さひます。

写真左上部の蛇腹状のものがダストブーツでここに亀裂や破れの無い事を点検します。

写真下の部分の手前と奥の小さな矢印はゴムブッシュで劣化や損傷が無い事を確認します、この部品が劣化して来ると乗り心地に影響が出ますので余りゴムが固くなれば交換すべきだと思います。

写真一番上の矢印は、ブレーキホースを指しています、ホースの取り付け部の確認とホースにヒビや亀裂が無い事を点検します。

これらを全て点検すれば下回り点検は終わりです。

車検では点検項目が多いので、業者さんにお願いする場合は信頼の置ける業者さんでないと、検査事項が手抜きされるなどのトラブルがあるそうですからご注意下さい。

また、ユーザーの無知を利用して必用の無い部品の交換や工賃を請求されるケースもある様で、目が飛び出る様な請求をされる事があります。

しかし、日頃から車のメンテナンスをして居ない車では、車検を通す為には複数の個所を修理交換する必用がある事もありますので、一概に業者がボルとは言えません。

車を安く安全に乗るには、日頃の点検やエンジンオイルやラジエーター水の定期的な交換や消耗部品の交換を常にする事が結果的に維持費を安くする事に繋がります。

[ひらめき]墨田オンブズマンの空間放射線量計の値、0.145~0.127マイクロシーベルト(午後11時~午前0時)


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車のメカニズムを知り自分で管理するユーザー車検のすすめ!第5話足回り点検その2 [車の維持管理自分でやって維持費削減]

20121210-1.jpg[カメラ]第5話足回り点検その2では前回の続きから点検します。

ブレーキデスク・ドラムでは、ディスクとパットの隙間とブレーキパットについて解説します。

20121210-3.jpg[カメラ]ブレーキのディスクとパッドの隙間とは、円盤状のディスクとパッドの接する部分の隙間の事でブレーキを解除した状態でディスクが回るかや、隙間が異常に開いて居ないかを点検します。

ディスクブレーキの構造上パットがディスクに押付けられるだけの構造ですから、開く際にはブレーキが解除されると回転するディスクに弾かれて広がる仕組みです。

その為適正な広さは、ディスクとパッドが接しないぎりぎりの隙間が空いた状態が適正と考えます。

写真の分度器を当てて居る部分がブレーキパットの部分です、分度器に付けられた目盛でパッドの厚さを計り記録簿の左下にある記載欄に前後左右のバッドの厚さを計り記入します。

パッドの摩耗では、パッドの厚みが3㎜以下に減って居たら交換する必用があります。

ディスクの車ならドラムの部分3ヶ所は/で省略します。

20121210-5.jpg[カメラ]ブレーキオイルタンクの下にあるのがブレーキマスターシリンダーです。

ブレーキマスタ・シリンダー、ホィールシリンダー、ディスク・キャリパの部分では次の点検を行います。

ディスクブレーキの車では、マスタ・シリンダーの液漏れは、接合部のニップルや配管から液漏れが無いかを確認し、ホーイル・シリンダーは無いので/を引きます。

20121210-4.jpg[カメラ]写真の矢印部分がディスク・キャリパで、このシール部分から液漏れが無いかを点検します。

マスタ・シリンダーの機能、摩耗、損傷は目視による点検とブレーキペダルを踏んだ感触で判断します。

ホイル・シリンダーの機能、摩耗、損傷はディスク車では関係が無いので/を付けて省略します。

ディスク・キャリパの機能、摩耗、損傷はディスクの外観を目視で検査ししますがディスク・ローターの厚さも重要で明らかに薄くなってしまって居るものは交換になりますし、機能はブレーキを踏んでみて異常が無ければOKです。

以上で足回り点検は終了です。

ブレーキ周りは車を停止されると言う重要な部分ですから、日頃から点検すべきですし、構造を理解しながらしっかり点検しましよう。

パットもディスク・ロターも消耗品で、ヨーロッパ車など車種によってはパッドの減りが早いものがありますし、パッドの交換だけなら比較的簡単ですし、そんなに時間はかかりません。

ブレーキ周りは汚れ易いので大変ですが、ブレーキ・クリナーを買っておけば、ブレーキ周りの汚れを落とすのも簡単です。

人は良い車かどうかをスタイルとか性能とかで判断しがちですが、見えない部分の整備性と言う面で優れて居る車は設計した技術者の能力の高さを感じますし、結果として良い車が作られる事に繋がって居ると思います。

世界に誇る日本の車作りには大いに反映させて欲しいと願います。

次回第6話では、下回り点検を解説します。

[ひらめき]墨田オンブズマンの空間放射線量計の値、0.155~0.147マイクロシーベルト(午後11時~午前0時)


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車のメカニズムを知り自分で管理するユーザー車検のすすめ!第4話足回り点検その1  [車の維持管理自分でやって維持費削減]

20121210-1.jpg[カメラ]今日は車を走行させる上で大変重要な足回り点検をしてみましょう。

かじとり車両☆ホイール・アライメントとは、解り易く言うと車のホイールがどの様な角度で取り付けられて居るかと言う事です。

適正な状態なら走行中ハンドルから手を放しても真っ直ぐ進み走行が安定しますし、車の用途によっても変わって来ます。

ホイール・アライメントが適正かどうかは、タイヤの減り方で大体わかり、タイヤが片減りしたり、摩耗が早くなったり燃費が悪くなる等の症状が出ますのでこの辺を点検します。

20121210-2.jpg[カメラ]画面中央部がショックアブソーバーで写真のフレームに入り切れませんので割愛しますが、油の入ったシリンダーが車の揺れや衝撃を吸収し車を安定させる装置です。

故障の原因の多くがゴム製のオイルシールの劣化やシリンダーの損傷等で内部の油が漏れてしまうと、本来の機能が果たせなくなりふわふわした状態になります。

これを調べる方法は、車の4隅をそれぞれ強く押して手を直ぐに放して、押した衝撃が吸収されるかどうかを見ます。

サスペンションの部分は、それぞれの部品の取り付け部分やブッシュ類の劣化具合やダスト・ブーツの亀裂等を確認します。

ホイールは、タイヤの空気圧が適正か、タイヤに亀裂や損傷等が無いか、タイヤの溝や片減り等が無いか、ボルトナット類の緩みは無いかを点検します。

特にホイールナットの締め付けが悪いと、走行中ボルトが金属疲労を起こしホーイルが脱落する事故に繋がりますから緩みが無く適正な力で締め付ける必用があります。

フロントホイールベアリングとリアホイールベアリングのがたとは、前輪及び後輪のハブベアリングに異常が無いかを点検します。

昔は、ベアリングの中に入って居る金属の硬球の真円度の精度が低かったり、オイルシールのシール力の問題で内部にゴミが入る事で故障する事が多かったのです。

異常の見分け方はハンドル切った際に微妙な振動を感じる事で分かるものですが、その判断はある程度の経験が必要ですから、ベアリングを信頼してを入れましょう。

しかし、ベアリンが硬球の真円度が高い程高性能で、世界シェアーでは、1位SKF(スウェーデン)、2位Schaffler(ドイツ)、3位日本精工(日本)、4位NTN(日本)、5位TIMKEN(米国)となっています。

ベアリングの精度が機械の性能と密接に関係しますので、ベアリングは大変重要な部品です。

次回は、足回り点検その2をお送りします。

[ひらめき]墨田オンブズマンの空間放射線量計の値、0.150~0.143マイクロシーベルト(午後11時~午前0時)


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車のメカニズムを知り自分で管理するユーザー車検のすすめ!第3話室内点検 [車の維持管理自分でやって維持費削減]

20121209-1.jpg[カメラ]これは、点検整備記録簿(2年点検)に記載されている点検項目のうち室内点検の項目です。

自分で運転している車なら敢えて点検するまでも無く、異常があれば認識されている項目ばかりですが念の為解説致します。

ハンドル、操作具合とは、ハンドルを切った際の異音や重さを点検します。

ハンドルの遊びは程よいか、異音やハンドルが重い時はパワーステアリングの故障やパワーステアリングオイルの劣化やオイル量が少なくなっている可能性があります。

パワーステアリングオイルは、自動車デイラー等では敢えて交換しない事もある様で、オイルが高価と言う事や車は5年で買い替えるなら交換の必要が無いと言う理由がある様です。

しかし、車を長く乗るならこのオイルの交換は必要で5年以上交換しないとパワーステアリング自体が故障してしまいます。

購入後5年以上経ちパワーステアリングが故障すると、その修理代が20万円位かかるので自動車ディラーは修理するなら買い替えを進めるビジネスチャンスに使われている可能性を感じます。

ハンドルの遊び、がた、とは、ハンドルには基本的にある程度のがたが必用ですが、これが大き過や無さ過ぎると走行が不安定になりますので調整し直す必用があります。

ハンドルにがたがあると、ハンドルの取付や固定に問題がある事を意味し、大変危険ですから自分で直せない人は専門家に修理を依頼しましょう。

ブレーキペダルの遊びとは、遊びが無いとブレーキを踏んだ瞬間がくんとブレーキが効いてしまう等の問題が出て来ます、これも危険ですし、原因も様々ですので専門家に相談しましょう。

ブレーキペダルの踏んだ時の隙間は、これは目視で確認出来ますので適当な隙間があるか確認します。

車種によってこの隙間は様々ですので、不安なら自動車ディラーに問い合わせましょう。

ブレーキの利き具合、これは車検場で必ず検査されるので、実際に走らせて効き具合を必ず確認しましょう。

パーキングブレーキの引きしろは、パーキングブレーキのレバーの位置からワイヤーが伸びてしまって居ないかを調べます。

最近のワイヤーは余り伸びてしまう事は無くなりましたが、昔は結構伸びてしまう車が多かった記憶があります。

これが伸びてしまうとパーキングプレーキの効きが甘くなり、斜面等で駐車して居た車が突然動き出す等で事故の危険につながります。

パーキングブレーキの効き具合は、車検場で必ず検査されますが、実際に効いているか分かり難いのですが、構造的にレバーを引くと後輪のブレーキが閉まる構造ですから、レバーを引いた際の負荷のかかり具合で判断すべきだと思います。

クラッチペダルの部分は、私の車はオートマ車ですからこの二つの項目は除外を示す斜線を引いて済ませますが、クラッチのある車は遊びと切れた時の隙間を目視で点検します。

この他に、室内検査で検査場で検査される項目があるので同時に確認します。

発煙筒:これは検査員が確認し易い場所に置き、使用期限も確認しましょう。

こーションラベル:運転席付近に貼ってある注意書きで、運転前のエンジンのかけ方や走行時の注意書の書かれたシールがあるかどうか見られるので、英文でも和文でもあればOKです。

2年に一回車検があるから自分の車は安全と考えず、日常的にこうした検査項目に注意を払って居れば車の故障による事故は防げます。

車を単なる乗り物と考えるか、趣味と実益を兼ねるかでその車の運命もオナーの人生も多少なりとも変わって来ると思います。

最近の若者は車に乗らなくなったと言われますが、これは大変残念な事で、将来の日本の技術力にも大きな影響が出て来ると思います。

車の整備について学びたければカークラブに参加するとか、気楽に行ける自動車工場を見つけ、お友達を作るのが一番だと思います。

学生さんなら、大学の自動車部に入るとか自動車会社でアルバイトをするのも良いかも知れません、こうした経験が将来役立つ可能性は非常に高いと思います。

自動車は、あらゆる技術の結晶と言っても過言ではありません、省エネや高出力を生み出す仕組みや電子制御、レアメタルの応用、高性能タイヤ、鉄の軽量化技術、ハイテク安全装置等多岐に渡ります。

時代はこれまでの拡大一方の大量消費の時代から再生や再利用が見直され、古いものが見直されたり、電気自動車の時代になれば小さな会社でも車が作れる余地が広がっています。

大量生産大量消費の使い捨て時代は、実に無駄が多く効率が悪い事に気付く必要がありますし、このままでは地球の資源は枯渇してゴミの山と化してしまいます。

自然環境とのバランスを保ちながら、ものを大切にする節度ある消費が必用ではないでしょうか。

学生さんが就職難だと言われておりますが、技術者は募集しても集まらないと言う経営者の声もあり、折角採用しても優秀な人は辞めて独立する人も多いのが事実です。

技術的な知識は一度身に着けば、何にでも応用が可能で、見ただけで構造や機械の特徴が分かるものです。

こうした知識を組み合わせたり、応用する事で様々なビジネスチャンスが生まれます。

日本の技術力を低下させない為にも、自動車を始めあらゆる製品の構造や修理に興味を持って下さればと思います。

次回第4話では足回り点検を行います。

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車のメカニズムを知り自分で管理するユーザー車検のすすめ!第2話エンジンルーム点検 [車の維持管理自分でやって維持費削減]

20121208-1.jpg[カメラ]車検を受ける前に点検整備記録簿(2年点検)に記載されている点検項目を全て点検する必要があります。

この記録簿は、お近くの自動車整備振興会へ行けば売って貰えます。

20121207-2.jpg[カメラ]点検整備記録簿は複写式で事業場控と使用者用の2枚があります。

この記録簿はきちんと保管しておくと車の整備状態が分かりますし、買取業者によっては売却する際に査定価格が上がりますので保管する事をお勧めします。

20121207-3.jpg[カメラ]今日はエンジンルーム点検を行いますが、必用な点検項目が記録簿に書かれており空欄の四角い部分には次の要領で印を付けます。

20121208-2.jpg[カメラ]例えば点検して以上が無ければを入れ交換をしたら×を書き入れます。

20121207-4.jpg[カメラ]最初のパワー・ステアリングの部分では、先ずベルトの緩みは指で押してみて適正なテンションが掛かっているかをチェックし、更に目視でヒビや損傷が無いかを点検します。

そして、ベルトが掛かって居るプリー部分の取付の緩みが無いか点検し、エンジンオイルの漏れが無いか、エンジンオイルの量がオイルゲージの適正範囲になるかと汚れ具合をチェックします。

冷却装置の部分では、ファンベルトの緩みと冷却水の漏れが無いかと冷却水の量が適正か検査します。

20121207-5.jpg[カメラ]点火装置の点検は赤の矢印部分には点火プラグがありますのでプラグレンチで一づつ外します。

スパークプラグの状態は、プラグの先端の焼け具合で確認します。

点火時期は、エンジンの音で判断します。

ディストリビューターのキャップの状態は、外観に傷や損傷が無いかと外して見て異常な摩耗等が無いかを検査します。

燃料装置の部分は、インジェクション(キャブレター)からパイプを辿り燃料ポンプ、燃料フイルター、そしてタンクに至る配管や接合部分から燃料が漏れて居ないか検査します。

20121207-6.jpg[カメラ]バッテリー、電気配線の点検は矢印のバッテリーの接合部に緩みが無いかを確認し、同時に配線系統の接合部を中心に緩みや損傷が無いかを点検します。

エンジンの部分では、排気ガスの色を目視で確認し無色透明であればOKです。

CO、HC濃度は、予備車検場で正確に測る事も出来ますが、車検場でも必ず測定するので検査場で引っかからなければ〇となります。

エアークリーナー・エレメントの汚れは、エレメントが汚れて居る場合はには交換します。

ばい煙、悪臭のあるガス、有害ガスの発生装置の部分では、車種によってメターリング・バルブや二次供給装置(ターボ)の無い車では無いので斜線を引いて省略します。

この部分は多くが排気系のセンサー類やバルブ類を意味しますので、排気警告灯が点灯したりこれらの部分に損傷や不良が無いかを目視し、必要によっては分解して点検しますが、排気の色や臭いに問題が無ければ点検良好と考えます。

こうした点検事項が何故必要かを正しく理解して居れば、無理な運転をしなくなりますし、思わぬ故障で事故に合う危険性もなくす事ができます。

車は機械ですので、きちんとメンテナンスさえしていれば50年でも100年でも乗る事は可能です。

ちなみに私の車は平成元年から乗って居ますのでもう25年になり16万キロ走行して居ますが、何の心配も無く走行出来ますので、これまでに新車に乗り換えようと考えた事がありません。

車を数年で買い替える人が居ますが、私には車が可哀そうでなりません、車が故障するのはきちんと整備がされていない事がその原因の殆どです。

大変高価な飛行機やヘリコプター等は20年以上使われるのは当たり前で、故障すれば墜落してしまう危険が伴うものですから、常時整備され時間で部品が交換されますので古い機体でも安全に飛べるのはこの為です。

次回第3話では、室内点検について解説します。

[ひらめき]墨田オンブズマンの空間放射線量計の値、0.153~0.41マイクロシーベルト(午後11時~午前0時)


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