ここがおかしいぞ!北斎美術館!起案書に添付された画像が意図的に不鮮明に! [開館後毎年5億円の赤字!すみだ葛飾北斎美術館]
これは「平成26年度第1回すみだ北斎美術館資料収集委員会及び同評価結果について(報告)」と題された起案書に添付された墨田区が葛飾北斎の肉筆として3,024,000円で購入した「すずめ踊り」の画像ですが、画像にドットマトリクス(dot matrix)が出てしまう程画像解像度を故意に加工されています。
その為落款や印章が確認出来ないばかりか描かれて居る内容すらも確認出来ませんので、もしも後ですり替えられても分からない様に加工されて居るのは何故でしょうか。
仮に葛飾北斎の本物の肉筆を購入して居るなら堂々と公表すべきですし、もともな美術館なら所蔵品を公表しその所在を知らせる事で来館者を増やすのは世界の美術館の常識です。
何故か墨田区だけが高額の北斎作品を買いながら展示も資料公開しないのは何故か。
そもそも展示も資料公開もされないものに多額の区民の皆様の税金が使われ、待機児童問題や待機高齢者問題の解決が先送りにされているのにこれでは誰が一体得をするでしょうか。
この状態で区民の皆様のコンセンサス(総意)が得られるとはとても思えません。
これが起案書に押された協議者、審議者、決定者の印鑑ですが、そもそも画像が不鮮明で何が描かれているのか分からないものに印鑑が押され決定されて居るのは何故でしょうか。
起案書に添付された画像が意図的に不鮮明にされて居るのにこの様な起案書が作られる事は規則や規定に反するのでは無いかと言う質問に対する北斎美術館開設担当から回答です。
それによると「関係課と例規集を精査し、問題が無い事を確認した」と述べて居ますが、区民の皆様の多額の税金が所謂公金が使われて居るのに該当物が確認出来ないものが添付されても「問題が無い」とするのは疑問です。
そもそも何故画像を隠さなければならないのでしょうか。
やましい事が無いなら堂々と画像を公開し、より多くの皆様に見てもらうのが展示を目的にした美術館の資料のありかたではないでしょうか。
墨田区は本年度に1億5千万もする葛飾北斎の肉筆を購入するそうで、補正予算案は何でも賛成の議員が圧倒多数で可決されてしまいました。
しかし、この様な密室裁量で取得される北斎資料の価値に疑問を感じるのは私だけでしょうか。
北斎美術館資料に1億5千万円の補正予算が可決!1億5千万円がガラクタになる確率! [開館後毎年5億円の赤字!すみだ葛飾北斎美術館]
墨田区が平成11年2月19日に葛飾北斎の肉筆として6,300,000円購入した「大津絵と鬼」と題された紙本一幅です。
区議会第4回定例会でも指摘しましたが墨田区はこれまでに多くの葛飾北斎の肉筆を購入しておりこれらを展示すれば何も補正予算を組んでまで1億5千万円もの肉筆を買う必要があるのでしょうか。
仮に1億5千万円で北斎の肉筆を購入したとしてもそれが真筆でなかったら判明した段階で価値のないガラクタになってしまいます。
上の「大津絵と鬼」をご覧ください。
この絵をご覧下さいこれは静岡県三島市中田町1−43にございます佐野美術館が所蔵する葛飾北斎の肉筆の「鬼図」の鬼の部分です。
佐野美術館が所蔵する葛飾北斎の肉筆の「鬼図」は落款が葛飾北斎のものですし、来歴が明らかで葛飾北斎の晩年の門人である本間北曜に北斎が89歳の時に直接与えた事が右下の部分に書かれて居ますし、北曜の日記にも6月8日にもらった事が記載されて居ます。
こうした来歴からも真筆である事が確認出来ますから、北斎の真筆をご覧になりたければ佐野美術館へ行かれるべきだと思います。
古美術もダイヤやブランド品等の鑑定と同じで常に本物を見ていると次第に良し悪しや本物かどうかも見抜けるものです。
しかし、墨田区が630万円で購入した「大津絵と鬼」は来歴が不明ですし、同じモチーフを描いて居る筈ですが躍動感が全く違いますし、口の部分をご覧下されば描写(portray)が全く異なる事に気付かれるのではないでしょうか。
更にこの2枚の肉筆を比較しますと、佐野美術館の「鬼図」には刺身が盛られた皿の絵やの酒徳利の模様まで細かく描かれておりますが、墨田区のものは総じて雑に描かれ前に置かれたものを見て居ません。
この部分は画家の人物描写力が分かる部分で佐野美術館の「鬼図」には鬼が頼光から酒やご馳走を出され腕を組みながら食べるべきか止めるべきか葛藤する心の内面まできちんと描かれて居ます。
これは一条天皇が京の姫君が次々と神隠しに遭った為に安倍晴明に尋ねた所大江山に住む鬼の酒呑童子の仕業と分かり源頼光を討伐に行かせ、頼光が鬼に毒酒を飲ませて寝込みを襲い鬼の首を取った伝説を描いたものと思われます。
ここに葛飾北斎が世界的に評価される理由があるのです。
しかし、墨田区の「大津絵と鬼」は鬼の前に置かれた絵を見て居ませんから鬼の表情にリンクするものがございませんので作者が何を言いたいのか読み取れませんから、私はこの絵は価値が無いガラクタだと判断居たします。
墨田区が北斎美術館資料に1億5千万円も使う事はこうした繰り返しになる恐れがあると危惧致します。
そもそも葛飾北斎の真筆は多くが海外の著名な美術館が所蔵しており、経済が安定し戦争も無い国で所蔵されて居ますので先ず外部には流れて来ませんし、仮に本物が出て来れば世界的な大ニュースで取上げられる筈です。
墨田区がこれ程の大量の肉筆を持って居るのに世界的に大ニュースとして取上げられない理由はその中身に問題があるからではないでしょうか。
墨田区文化振興財団理事長山﨑昇(区長)が復刻版画約60万円を推薦!続報その2 [開館後毎年5億円の赤字!すみだ葛飾北斎美術館]
8月19日の朝日新聞朝刊の第24面の全面広告に公益財団法人墨田区文化振興財団理事長山﨑昇(区長)と永田生慈北斎資料収集委員兼評価員のお名前がございました問題で新たな事実が判明致しましたのでお知らせ致します。
21日の段階では公益財団法人墨田区文化振興財団の主査に問い合わせた結果、この様な許可はしておらず大変迷惑な話だと言っておりましたので、不正競争防止法も視野に組合に対し適切な対応を取る様に求めました。
更に、内容を確認もせずに広告を掲載した慰安婦報道の誤報で我が国の品位を貶めた朝日新聞に対してもJARO(広告審査機構)を通してその責任の所在を確かめる様に求めました。
しかし、今日になって事実上これらの事は認めてたと公益財団法人墨田区文化振興財団の参事は言いだしました。
また、同様の広告が2年前に日本経済新聞にも出て居た事も明らかにしました。
この事は私がこれまで指摘して参りました通り、文化振興とは名ばかりで北斎ビジネス利権が存在しその一端が露呈した事を意味するのではないでしょうか。
例えば、日本経済新聞に全面広告を出しますと日本経済新聞はその広告料を公表しておりますのでその広告料は約2千万円とされています。
慰安婦報道の誤報で我が国の品位を貶めた朝日新聞へも8月19日の朝日新聞朝刊の第24面の全面広告を出しており朝日新聞の広告枠からその料金を推測致しますと約1千万円以上のお金が反日新聞社である朝日新聞に支払われて居る事が推測されます。
この事は区民の税金で購入した墨田区が所蔵する葛飾北斎の富嶽三十六景のうち34枚分のポジ画像を平成19年7月に借り復刻版画を製作し墨田区文化振興財団のお墨付きを取り売れば儲かる事を意味するのではないでしょうか。
何故ならば、日本経済新聞と朝日新聞への全面広告料の総額は約3千万円を超えて居ますし、販売価格が約60万円ですから50セット売ればこの広告料はカバー出来る訳です。
木版画は江戸時代から通常初版で200部は作られる筈ですからこれだけで1億2,000万円になりますし、以後後摺りを作れば作る程儲けになる計算なのかも知れません。
平成26年度の予算書の文化振興費を見て見ますと公益財団法人墨田区文化振興財団への運営及び事業補助費で1億2千124万円の予算が取られて居ます。
これと文化振興関係の人件費のうち殆どが同財団内で勤務する学芸員等の給料と思われこの1億3,826万円も事実上財団への補助と考えられます。
更に同財団には照りフォニーホールの管理運営費で4億3,936万円と維持補修費で2,191の合計4億6,127万円の予算が取られて居ます。
更に最終的に同財団が指定管理者制度を利用して他に実績のある団体は無いと言う理由で管理運営を排他的に委託される予定のすみだ北斎美術館建設事業費で11億3,675万円も何れ同財団へ移る事が予想されます。
こうした復刻版画もすみだ北斎美術館が完成後、独占的に展示販売して儲けようとしているのではないでしょうか。
読者の皆様ならもうお分かりだと思いますが、すみだ北斎美術館は区民の為に作られるものでは無く、葛飾北斎や文化振興を名目に税金を利用して利権を作り、天下りが税金を食う為に利用して居るに過ぎないと言わざるを得ません。
区民不在でこの様な予算が圧倒多数で決められ、お役人の利権を一緒になって作られてしまう区議会を変えて民意が反映される区政にする為には、特に最大会派の自民党の数を半減させる必要があると思います。
この事は陳情を見ると分かりますが、職員組合やお役人に都合の良い陳情は採択され、区民の皆様からの陳情はことごとく不採択にされる事は過去の陳情の採択状況をご確認下されば一目瞭然です。
また、議会であった事でも都合の悪い事は知らせない事も一目瞭然ですからそれぞれの議員のブログやHPをご覧になり比較される事をお勧め致します。
お陰様で413万アクセスを突破致しました。
毎日ご愛読下さって居る皆様に感謝申し上げます。
墨田区文化振興財団理事長山﨑昇(区長)が復刻版画約60万円を推薦!続報その1 [開館後毎年5億円の赤字!すみだ葛飾北斎美術館]
8月19日の朝日新聞朝刊の第24面の全面広告に公益財団法人墨田区文化振興財団理事長山﨑昇(区長)のお名前がございました問題で総務部参事へ電話をして事実関係の確認をさせていただきました。
参事曰く21日に初めて知ったとの事で現物は見て居ない状態でした。
墨田区ではこの様な許可は一切出しておらず公益財団法人墨田区文化振興財団で出したのかも知れないと言うので今度は公益財団法人墨田区文化振興財団へ問合せてみました。
公益財団法人墨田区文化振興財団でもこの様な許可はしておらず、その証拠に財団法人を示す(財)と書かれており、公益財団法人になる前の名称が使われて居る事を説明されました。
しかしながら理由も無く勝手に財団の名前を使うとなると余りにも悪質で不正競争防止法違反を問える犯罪行為なのに何故公益財団法人墨田区文化振興財団は消極的な対応を取るのでしょうか。
こうした疑問を持ちつっ更に聴取しますと発行元の東京伝統木版画工芸協同組合とのは平成19年7月に墨田区が所蔵する葛飾北斎の富嶽三十六景のうち34枚分のポジ画像を貸出した経緯があった以降接点があるのです。
これは平成23年3月13日から29日までの予定で葛飾北斎生誕250年記念展覧会がすみだリバーサイドギャラリーで開催されましたが、東日本大震災の影響もあり閑古鳥が鳴り僅か3日で中止されました。
赤い矢印部分にご注目下さい。
拡大して見ますと葛飾北斎生誕250年記念展覧会と同じ日程で北斎復刻版画展が行われその会場が財団法人墨田区文化振興財団のすみだ北斎館準備室となって居ます。
更に葛飾北斎生誕250年記念展覧会がすみだリバーサイドギャラリーが行われているすみだリバーサイドギャラリーの出入口に貼られた「葛飾北斎生誕250年記念展覧会関連事業の中止について」には「伝統木版摺りの実演」書かれて居ます。
こうした状況証拠を付き合わせますと公益財団法人墨田区文化振興財団は広告へ掲載する許可はして居ないと言う説明の信憑性に疑問が出て参ります。
つまり持ちつ持たれつの互いに利用し合う関係にあり、美術館が出来ればこれを販売しお互いに儲けようとする意図が伺えるのではないでしょうか。
公益財団法人墨田区文化振興財団に対しては、出版元の東京伝統木版画工芸協同組合と販売元も国文館に対して無題で行った行為に対する対応を協議、訂正させると共に掲載した朝日新聞に対しても謝罪広告等の適正な対応を求め。
更に、JARO(ジャロ)公益社団法人日本広告審査機構へ被害の届け出を行う事を求めました。
これらをきちんと行うかどうかで、公益財団法人墨田区文化振興財団の言う事が嘘か本当かがはっきり分かりますので今後の当ブログにご注目下さい。
公益財団法人墨田区文化振興財団理事長山﨑昇(区長)が復刻版画約60万円を推薦! [開館後毎年5億円の赤字!すみだ葛飾北斎美術館]
慰安婦問題の誤報道で問題の朝日新聞は読まない主義ですが、区民の皆様からこれはおかしいと言う情報をいただき、8月19日の朝日新聞朝刊をコンビニで買って来ましたら第24面の全面広告に公益財団法人墨田区文化振興財団理事長山﨑昇(区長)のお名前がございました。
この広告は葛飾北斎の富嶽三十六景の復刻版画を銀座の書店が一括支払いなら566,160円、分割払いなら月々53,436円の12回払い(計641,232円)で販売する所謂広告です。
これの推薦者は公益財団法人墨田区文化振興財団理事長山﨑昇として山﨑区長が名を連ね、更に永田生慈北斎資料収集員兼北斎資料評価員兼墨田区の非常勤職員でもある御仁が個人所有の美術館である葛飾北斎美術館館長として「推薦」されて居るのです。
墨田区民の皆様が「怒」のは当然で区民の税金で作られ毎年多額の補助金が支出されている公益財団法人墨田区文化振興財団は公益性が高いとして公益財団法人の認可を取得して居るにも関わらず。
その名称と肩書きを一企業の利益の為に区民の皆様の了解も得ないまま使う事が果たして問題無しと言えるのか大いに疑問がございます。
この復刻版画についてはとやかく言うつもりはございませんし、こうした版画職人の伝統技術を伝承すると言う事は大切かも知れません。
しかし、葛飾北斎の富嶽三十六景の復刻版画はこれまで何度となく作られ、しかも無数の業者が出版されて来た事は他言を要しません。
そもそもコピーに過ぎませんので個人的な観賞用ならともかく、「高価で一般では出回る事が稀」などと宣伝されている事に強い嫌悪感と違和感を感じざるを得ません。
同広告の本文にも公益財団法人墨田区文化振興財団理事長山﨑昇(区長)らの名前が連ねられており、区民としてお恥ずかしとしか申し上げられません。
「推薦も受けました」とございますのでこの御仁が「推薦状」でも出されてのでしょう。
墨田区の信用は、長い年月をかけて墨田区民の皆様が積み上げて来たものですので軽々しく使われては困ると思うのは私だけでしょうか。
また、区長が強引に建設を進めて来た北斎美術館で誰が一番得をすて利権を手に入れるのかをこの広告の登場人物から見えて来る気が致します。
住民に隠された緑町公園を縮小し拡大される北斎美術館新築工事の実態! [開館後毎年5億円の赤字!すみだ葛飾北斎美術館]
7日緑町公園を利用される児童の保護者の方から北斎美術館新築工事が始まり、事前に説明が無いまま工事範囲が拡大され緑町公園の中まで拡大しているとの連絡がございました。
実際に現地へ行って見ますとご覧の様な状態で緑町公園の南側の桜並木のエリアがすっぽり工事用のパネルで覆われてしまいました。
公園に設置されたブランコや滑り台ギリギリまでコンクリートパネルが設置され視角が多くなり保護者の目が届かず危険な状態になってしまいました。
また、これから台風シーズンですので強風でこうしたパネルが倒れて子供達が下敷きになる恐れもあります。
緑町公園がこの様な状態になる事を公園利用者に立て看板等で知らせて居たのか調べて見ますと知らせておりませんでした。
北斎美術館の建設工事を優先する余り、住民の反発を受けそうな事は知らせずに工事を強行した事が伺われます。
そこで以前情報公開で入手した図面を見ますと、この状態は単なる仮囲いだけでは無く、緑町公園の姿そのものを変えてしまうのに、墨田区はその事は隠していました。
これが北斎美術館の敷地の状態を示す図面ですが、面積を計る為に引かれた三角形マルAの底辺の上側をご覧ください、赤矢印の部分まで約4メートル以上緑町公園側に美術館の敷地が拡大されています。
この図面通りに施工されるとしたら、桜並木は撤去され通路の様なものが作られ、公園の子供達の遊具も撤去又は移設せざるを得ない事がわかります。
この日赤矢印の部分に子供が捕虫網を持って虫を探している姿見えますが、緑町公園の樹木が半分に減ってしまっている事がお解りになるでしょうか。
役人利権の為に虫取の楽しみを奪われた子供の姿がそこにありました。
この様な不要な施設の建設を認めた墨田区の区議会は何なのでしょうか。
お役人の出す北斎美術館新築工事の契約議案に賛成した自民党、公明党、絆、民主党、みんなの党の議員はこの状況をどう見て居るのでしょうか。
このままでは、区民の皆様の声が行政に反映されず、そのツケと負担だけが押し付けられる政治になってしまいます。
お役人の作った議案に賛成する事はた易く、これに反対する事は様々な弾圧や嫌がらせを受ける茨の道ですが、これを恐れて居ては民意を反映させる政治は出来ません。
孤独で険しい戦いですが、信念で貫き通すしかありません。
人間として最もみじめな生き方は、事なかれ主義や仲良しクラブを装いながらもお互いは軽蔑したり足の引っ張り合いをし自分さえ良ければと言う心の卑しい人間の集団の中でうごめく人ではないでしょうか。
北斎美術館建設強行で遅れる墨田区の待機児童問題!前年度比24人僅か減! [開館後毎年5億円の赤字!すみだ葛飾北斎美術館]
都内での待機児童過去最多を報じた東京新聞の8月1日の記事では墨田区は今年4月1日現在で待機児童は157名、前年度比でも僅か24人しか減って居ません。
福祉保健委員会での採決の結果は次の通りとなり、結果的に福祉保健委員会審査報告では不採択とすべき陳情と議案化され区議会に掛けられ墨田オンブズマンと共産党が反対したものの圧倒多数で不採択にされてしまいました。
採択すべき:〇墨田オンブズマン 大瀬康介 〇共産党 鈴木順子委員
不採択:×自民党 林恒夫 田中邦友 中沢えみり ×公明党 広田充男 千野美智子 ×民主党 あべきみこ委員
結果は6対2で不採択が圧倒多数でした。
不採択側の理由としては次の様に答えて居ます。
自民党:中沢えみり、田中邦友委員
1.3カ年計画で本年度もある程度の定員の拡大がされているから。
2.資格等は国が定めて基準が適応されている充分では。
3.ある程度差額が補助されている。
公明党:千野美智子委員
1.新制度で子育て支援する事が予想されるから。
2.保育環境は改善される方向にあるから。
3.区が認めた施設ではある程度差額が補助されている。
民主党:あべきみこ委員
1.3カ年計画で一定の成果が見られるから。
2.ハードにつてはハードルが高く困難、逆に待機児童を増やす恐れがある。
3.ベビーホテルまで拡大されれば財政負担が大きい。
この様に否決の理由を述べておりますが、墨田区保育園待機児童の解消を目指す緊急3カ年計画では27年度4月1日までに590人の保育定員を拡大して待機児童ゼロを目指すものです。
これは平成25年4月1日現在の実人数を基準に年齢進行スライドと対前年比増加率を基に算出されたあくまでも予想値ですので現実のとの間で乖離が生じ易く一定の成果は見られても待機児童の解消には至って居ません。
保育環境は改善される方向にあると言っておりますが、日本国憲法第26条では「すべて国民は、法律の定めるところにより、その能力に応じて、ひとしく教育を受ける権利を有する」とございます。
そうなりますと、保育園の施設形態に関わらず保育環境が認可保育園並みにする事は地方自治体である墨田区の責務の筈です。
自民党:中沢えみり、田中邦友委員と公明党:千野美智子委員、民主党:あべきみこ委員は「3カ年計画で本年度もある程度の定員の拡大がされているから」とか「保育環境は改善される方向にあるから」と述べておりますが実際に過去のデーターをご覧下されば嘘である事がお解りになると思います。
これは平成25年4月以前までの待機児童数で平成26年度は新聞の記事にある様に157人の待機児童数ですから、3カ年計画の始まった平成24年度4月の105人と比較しても逆に平成26年4月には52人も待機児童が増えております。
こうなりますと自民党:中沢えみり、田中邦友委員と民主党:あべきみこ委員の発言は誤りか、認識が甘いか、ポジショントークである事がお解りになるのではないでしょうか。
これが墨田区の区議会の実態で政治が主体である区民の方を向いておらず、お役人の言う事の受け売りと言っても過言では無く、議員がきちんと過去のデーターを検証して居ればこうした嘘に気付く筈です。
最近都議会のセクハラ野次問題や神戸県議会の野々村議員の政務活動費問題で地方議会の質が問われておりますが、その本質は議員の質の低下と行政をチェックするスキルを持たない素人集団である事が指摘されています。
墨田区の委員会での委員の発言を見れば、委員が過去のデーターを自分できちんと検証していれば「3カ年計画で本年度もある程度の定員の拡大がされているから」とか「保育環境は改善される方向にあるから」と言う発言は出来ないのではないでしょうか。
こうした発言の背景には、議員が自分で調査せずにお役人にお伺いを立てる事によって生じた結果ではないかと推測出来ます。
お役人は都合のあ悪い陳情は否決させようと不利な情報を流し、議員が自分で充分に検証しないままそれを受け売りしてしまう事がこうした過去のデーターと発言の矛盾と言う形で現れたのではないでしょうか。
やはり狡猾なお役人は議員が素人集団である事を見抜いており、これを巧みに利用して自分達の都合の良い方向に情報をコントロールしている事がこの事からも垣間見られるのではないでしょうか。
やはり議員は行政を監視・監督が仕事ですから、実社会で多彩な経験を積み民間企業の中でも指導的な立場を経験した人物でなければ物事の本質は把握出来ませんし、何よりもあらゆる物事に対する知識が必要とされる仕事なのです。
これが実際には世襲で議員になる人や実社会(企業等)で指導的な地位を経験した居ない極端に若い人達が議員になってしまうと実社会で必要なスキルを持って居ませんから誰か(役人や政党のボス)を頼るしかなくなります。
これがイエスマン集団となり、お役人の出す議案全て賛成という、何の為の議員なのか解らない素人集団と化す結果を生んで居るのではないでしょうか。
北斎美術館経済波及効果資料の嘘を読み解く!直接効果の恩恵受けるのは区外業者! [開館後毎年5億円の赤字!すみだ葛飾北斎美術館]
平成26年6月18日の区民文教委員会で示された経済波及効果(平成26年3月推計)では、建設による本区への経済波及効果が謳われています。
その中でも直接効果の生産誘発額が40億5,300万円とされている事にご注目下さい。
この生産誘発額が40億5,300万円と言う裏付けとなる数字を探して見ました。
先ず、平成26年墨田区予算案を見ますと11億7千600万円で、更に補正予算書を見ますと墨田区北斎基金積立金に約3億3千万円、北斎資料取得費で約2千500万円の合計15億3千100万円の記載があります。
これに新築工事代金の支払いに伴う債務負担行為(平成27~28年に支払わなければならない金額)は27億500万円ですからこれを足しますと北斎美術館の新築工事費は約42億3千600万円になります。
生産誘発額が40億5,300万円と北斎美術館の新築工事費は約42億3千600万円を見比べて戴ければほぼ近い金額である事がわかりますのでこれが経済波及効に回ると言う前提である事が推測出来ます。
墨田区の経済効果のカラクリは北斎美術館の新築工事費のほぼすべてが本区への経済波及効果になると言って居る様なものです。
しかしながら(仮称)すみだ北斎美術館新築工事請負契約に関連した入札での落札者を見ますと共同企業体の相手方が区外の大手ゼネコンであったり、電気設備工事と展示設営物製造請負契約は全て区外の業者です。
ア、(仮称)すみだ北斎美術館新築工事請負契約 22億1,076万円 契約先 大林・東武谷内田建設共同企業体 落札率99.6パーセント 1共同企業体辞退で応札は1共同企業体のみ
イ、(仮称)すみだ北斎美術館新築に伴う空調設備工事請負契約 2億7,000万円 契約先 浦安・沖山建設共同企業体 落札率72.9パーセント 応札は2社
ウ、(仮称)すみだ北斎美術館新築に伴う電気設備工事請負契約 2億6,244万円 契約先 大栄・事業建設共同企業体(中央区) 落札率99.9パーセント 応札は1共同企業体のみ
エ、(仮称)すみだ北斎美術館展示設営物製造請負契約 5億2,920万円 契約先 ㈱丹青社(台東区) 落札率は予定価格が非開示の為算出不能 応札は3社
今回の落札額の合計は32億7,240万円ですが、今後工事が進むにつれて発生する債務負担行為等を合計すると約42億3千600万円に最終的にはなる事が予想されます。
しかし、この金額が区内への経済波及効果には殆ど貢献しない事は工事を落札した共同企業体のメンバーや電気設備工事と展示設営物製造請負が区外の業者である事を見れば一目瞭然です。
この問題は、当時の区民文教委員会の委員から踏み込んだ質問が出ない事に疑問を感じましたので30日の区議会本会議での反対討論の中で指摘させていただきました。
お役人の出して来るこうしたデーターはやはり内容を別の角度から精査して裏付けを確認する必要がございまして、都合の良いデーターしか載せない事を知る事が大切です。
また、裏を返すとお役人の言いなりになってシャンシャン決められてしまうと、当然後で問題が出て来ますし、不利な情報が隠されて出て来なくなる恐れがございます。
区民の皆様から選挙で選ばれた議員がお役人の言いなりでシャンシャン議決されてしまえば、何の為に選挙で選んだのか意味がございません。
問題点を指摘出来ない議員ばかりでは無駄な施設が次々に作られその負担を区民の皆様が負わされる事になる事に気付いて戴ければ幸甚です。
すみだ北斎美術館新築工事の工事説明会が10日午後7時から墨田区家庭センターで! [開館後毎年5億円の赤字!すみだ葛飾北斎美術館]
すみだ北斎美術館新築工事に伴う工事説明会が7月10日木曜日午後7時から墨田区亀沢3-24-2の墨田区家庭センター5階のホールで行われるそうです。
しかし、これが近隣の住民に配られたり町会の回覧板で告知されて居るのか調べて見ますとその様な工事説明会がある事は知らされて居ないと亀沢の住民の方は仰っています。
この事は工事説明会と言っても形だけで実際には自分達の都合が良い人達だけが呼ばれているケース考えられるのではないでしょうか。
すみだ北斎美術館新築工事は総額で40億円近い大工事ですので近隣の住民の皆様は生活の不便を感じたり、緑町公園でお子さんを遊ばせる親にとっても付近を大型の工事車両が通るので注意しなければなりません。
子ども達が遊ぶ時間や通学時間帯には工事車両を止めたり付近を走行させない等の対策を求める必要がございますので、是非とも出席され住民の声を反映させる必要がございます。
これは今年の4月に公表された待機児童の数ですが、昨年4月には待機児童が倍近くに増えて居ますが、墨田区の山﨑区長はすみだ北斎美術館新築工事を優先さてしまいました。
この問題を指摘しますと自民党の議員から各分野毎に予算が決められるから仕方が無いと言う様な事を言われる議員がいらっしゃいますが、これは間違いで政治判断で待機児童解消を優先させる事が出来るのです。
山﨑区長はこの逆の政治判断を使いすみだ北斎美術館新築工事を優先させる為に待機児童解消の為には予算措置を講じて来なかった事は上の待機児童の増え方を見ても一目瞭然です。
墨田区の言う事を鵜呑みにし過ぎますと物事の本質が見えなくなりますし、上の待機児童の数を見れば的確な待機児童対策が行われて居ればこの様に数が倍増する事は無い筈です。
以前当ブログの記事で「民意が反映されない政治の病根は何処か?福祉保健委員会で見た陳情の取り扱い!」でも書いておりますが自民党や公明党の議員の言う理由はお役人の答弁そのものと言わざるを得ません。
自民党議員が言う現在の待機児童対策への取り組みを強化して欲しいと言う陳情に対する論理は「3カ年計画で本年度もある程度の定員の拡大がされているから」と言う論理ですが、実際は待機が倍増して居ます。
お役人の論理の構造を分析しますと、先ず否定「できない」論理が先にあり、理由は「計画がある」と言う論理構成です。
しかし、計画はあっても実行されなければ意味がございませんし計画の達成自体が雲を掴む様な曖昧なものが殆どでこうして時間稼ぎをして時と共に曖昧にされて行きます。
最後に工事説明会があっても知らせない「情報統制」や否定から入る「できない」論理でお役人の都合が良い様にコントロールされない事が一番大切で、政治家がこの論理に洗脳されて居る人は使い物になりません。
やはり政治家の質が大切で政治家がお役人と言う事が一緒では議会の二元代表制は維持出来ませんし、墨田区の場合はこれが正しく機能して居ないのではないでしょうか。
噂の東京マガジンですみだ北斎美術館問題が取上げられると怒りの電話が殺到! [開館後毎年5億円の赤字!すみだ葛飾北斎美術館]
15日TBSテレビ噂の東京マガジンが放送されると当ブログのアクセス数が急騰し僅か1時間で千を超えてしまいました。
やはり区民の皆様の怒りはかなり強くこの日は丁度区民の皆さんとバス旅行をしていたのでこの問題が話題に上がりました。
家に帰ると区民の皆さんから多数のお電話があり、噂の東京マガジンをご覧になり「美術館が作られてしなうのか」とか「何故無駄な税金をあの様なもに使うのか」と言うお話が多くございました。
事実上30日の区議会本会議ですみだ北斎美術館新築工事等の契約案件が可決されてしまえば、建物が存在する限りその維持管理費や赤字はすみだ区民の負担となってのしかかります。
やはり多くの区民の皆様の声は待機児童問題や待機高齢者問題に使うべきだと言う声が多く、最大会派の自民党への怒りの声も大きくなっています。
やはり民意を反映させる政治を行う為にはお役人と政策協定をして何も反対出来ない、反対しない最大会派の自民党への嫌気が伺われます。
こうした状況をふまえますと来年の選挙ではすみだ北斎美術館に対する区民の皆様の怒りが明らかにされる結果になるものと予想致します。
やはり古い体質の政治が変わらなければ墨田区は変わりませんね。