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年賀はがきに見る日本の通信文化!疎遠になった人も年一回は双方の無事を確認! [日本文化]

20150105-1.jpg[カメラ]今年も多くの皆様から年賀状をいただき古い友人の安否や近況を知る事が出来る大変素晴らしい日本の文化ではないでしょうか。

しかし、公職選挙法で区内の有権者の皆様には年賀状等挨拶状は禁止されておりますのでお出し出来ませんが、唯一例外として答礼の為の自筆のもののみが認められておりますが、多忙な為に失礼させていただいております。

話は戻りますが、学生時代の友人やサラリーマン時代の友人や取引先から年賀状は大変ありがたいもので近況を知る事が出来ます。

例えば転職したり独立されたり結婚したり子供が出来たり、また、子供の成長を知る事も出来るのでもらって嬉しい年賀状です。

最近はパソコンで年賀状が作れるので様々な個性的な年賀状や近況を伝える写真入りの年賀状は大変楽しく拝見させて戴いております。

私の絵の師匠である画家の先生は毎年自筆で年賀状の絵を描いて下さり秘蔵のコレクションが出来てしまいそうです。

全体的は友人が最も多く次が仕事関係ですが若い頃に知りあったお客さんが未だに年賀状を下さるのがとても嬉しくお互い会いたいと思って居ても日々の雑務に追われて中々会えないのが残念です。

やはり戴いて面白いのが業界の方からのものでデザイナー等クリエーターは勿論、芸能界やマスコミの方から年賀状も結構楽しいものが多いと思います。

はがきと言う限られたスペースで如何に相手に自分の気持ちや状況を楽しく伝えられるかをテーマに作ると良いものが出来るのではないでしょうか。


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生後100日で行われるお食い初めと祝い善!歯固め石!平安時代から続く伝統行事! [日本文化]

20141229-1.jpg[カメラ]今月はわが子が生まれて100日目を迎えた13日にお食い初めをしました。

毎日3時間毎にミルクやおむつ交換を求められ、夜泣きに悩まされましたが赤ちゃんの成長は早いものでこの時には生まれた時の倍近い大きさになり、首もすわって来ました。

祝い膳は一汁三菜を用意し正式には漆器で高足の御膳にしつらえるものですが、我が家では子供の食器等にお頭付きの鯛とお赤飯、煮物、みそ汁、中央の杯の中には先日牛島神社でお宮参りの時に戴いた歯固め石を用意しました。

この日の鯛は亀沢のマルシェで1匹800円で買って来てオーブンで塩焼を作りました。

お食い初め(おくいぞめ)はこどもが一生食べるものに不自由しないように祈り健やかな成長を願う儀式で、今から約1,200年前の平安時代から行われて居たそうです。

料理に歯固め石と呼ばれる小石を添えるのは、この頃になるとこどもに歯が生え始めることから歯が石のように丈夫で堅くなるようにとの願いから料理に小石が添えられる様になりました。

何時の時代も親はわが子の成長と健康、そして食べるものに不自由しないように願うのは変わらない様ですね。


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赤ちゃんの生誕1か月目を迎えたことを産土神に感謝して報告する初宮参り [日本文化]

20141026-1.jpg[カメラ]我が家の赤ちゃんも生誕1か月目を迎えたことを産土神(うぶすながみ)に感謝してご報告する初宮参りを牛島神社で行いました。

20141026-2.jpg[カメラ]お参り後いただいた牛島様の牛の置物と歯固め石、紅白の落雁、牛島神社の除災招福のお守りを戴きました。

歯固め石はお食い初め(おくいぞめ)という生後100日目に行う儀式で、あかちゃんが一生食べ物困らない様にと言う願いを込めて祝い善を用意して食事のをする真似をします。

これを「百日(ももか)の祝い」とか「歯がため」と言うそうです。

お宮参りは男の子は生後31日や32日、女の子は32日や33日に行い私の友人の宮司さんの話ではこの日に近い吉日を選んで行うと良いそうです。


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お宝発見!江戸城を無血開城させた幕末の英雄勝海舟ご着用の袴! [日本文化]

20141007-1.jpg[カメラ]友人が江戸城を無血開城させた幕末の英雄勝海舟ご着用の袴があると私の所に持って来られました。

あるお宅の家宝として大切に保存されており、当時の着用に伴う擦れや一部綻びがあるものの虫食い等は無く大切に保管されて居た事が伺われます。

合わせて来歴を示す文書やかって新聞に掲載されたらしく当時の新聞記事も一緒に収められて居ました。

20141007-2.jpg[カメラ]徳川家の家職である陸軍総裁だっただけあって見えない腰板のヘラに高価な鼈甲細工のヘラが使われていました。


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名月を楽しむ十三夜はその昔収穫を願いお供えをした月と日本文化のお話し [日本文化]

20140910-1.jpg[カメラ]月が余りにも綺麗でしたのでカメラで撮影してみました。

今日はちょっと早いのですが、9月の名月は十三夜と言われその昔は収穫を願いお供えをする風習がございました。

20140910-2.jpg[カメラ]我が家でも和菓子やさんに月見だんごが売られて居たので買ってお供えしました。

これにススキがあれば最高なんですがやはり都心にはそう生えて居ませんね。

ところでこの月見だんごどうやって昔の人は食べたのでしょうか。

今では餡を付けたり、醤油味の甘だれを付けてたり、きな粉を付けたりしますが、昔は砂糖も醤油もなかった筈ですからそのまま食べたのかも知れません。

たはりそのまま食べても美味しいですし、餡を付けて食べるのもやはり美味しいし結構お腹にたまります。

やはり日本の文化は自然と共存し自然の恵みに感謝しお月様にお供えをする訳ですから神秘的ですし、感謝の気持ちを忘れない所が素敵ですね。


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武者人形に見る日本の優れた文化を見直そう!地方や下町経済を支えた職人文化! [日本文化]

20140505-1.jpg[カメラ]今では5月5日はこどもの日ですが、それ以前は「端午の節句」と言われ男の子の日とされ、身を守る「鎧」や「兜」を飾り、男の子の健やかな成長や立身出世を願ってお祝いをする習慣がありました。

男の子が生まれて初めての節句を「初節句」と言いこの日には写真右側のちまきを飾って食べ、2年目以降からは画面左側の「柏餅」を飾って食べます。

これは、新しい芽がでるまで古い葉を落とさない事から「家督が途絶えない」縁起物として柏の葉が使われた柏餅が作られた様です。

20140505-3.jpg[カメラ]都心では住宅事情の関係でこの様に大きい武者人形は敬遠され傾向があるかも知れませんが、職人の技を伝承する為にも残したい文化ではないでしょうか。

私が子供の頃には実戦さながらの戦陣そのものを再現した複数の武将や白馬や馬印、幟、太鼓そして槍や薙刀、篝火や大量の弓矢があるにぎやかなものでしたが今ではこうしたものは殆ど見られないのは何故でしょうか。

当時子供ながらに驚いたのはその精巧な作りで矢の一本一本までが精巧に作られ、馬の鬣や目が実にリアルに作られ甲冑等は細い糸で組紐が作られ気の遠くなる様な細かい作業で作られて居る事でした。

バブルの前までは墨田区内にもこうした人形屋さんが何件かあり、特に武者人形は細かい部品が多く必要ですので下町の工場やメッキ屋さん塗装屋さん等では9月頃になると忙しくなったものです。

武者人形の起源は奈良時代とも言われ、当時は月の端(はじめ)の午(うま)の日に飾られたと言う説があります。

鎌倉時代の武家社会に移ると邪気を祓う薬草とされていた「菖蒲」を「よもぎ」と共に飾った風習から「菖蒲」と「尚武」をかけて尚武(武道・武勇を重んじる)の「尚武の節句」へと変遷した様です。

こうした文化が何事にも負けない勇猛果敢な人材育成に繋がり我が国の発展に寄与したのではないでしょうか。

墨田区の区議会を見て居ますと大勢で群れてお役人の言いなりに賛成しか出来ない付和雷同議員を見ますと器の小さな人間に呆れますし、何故区民の皆様の為に役人と必死に議論する覚悟が持てないのか情けなくなります。

これも戦後教育の恐ろしさかも知れませんし、松竹㈱のプロディユーサーの話では戦後GHQが松竹に来て歌舞伎の武家物の公演そのものが禁止される危機にあったと言うお話を伺った事があります。

これはアメリカが日本人の勇猛果敢さ対し危機感を感じ、教育や文化の見直しを図り従順で管理し易い人間に作り変えようとした結果、本来は国民をリードしなければならない政治家までもが管理されてしまって居るのではないでしょうか。

こう考えますと改めて、日本文化の素晴らしさや豊かさを感じますし、こうした職人が居て、これを支える経済的な豊かさや精神があった事が伺われます。

現代は大量消費社会からグローバル化社会に変わりこうした伝統的な慣習は失われつつありますが古い伝統を継承する事こそ本物の価値がありますので武者人形まで海外で生産され粗製乱造されない様に願いたいものです。


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平成26年1月1日新しい年を迎えました!今年はどんな年になるのでしょうか。 [日本文化]

20140101.jpg[カメラ]平成26年1月1日新しい年を迎え、今年の干支は馬ですが、馬の走りの様な軽快な年になるのでしょうか。

今年期待されるのが、最近の円安や株高を背景にした景気の回復が期待されます。

しかしながら不安要因として4月に行われる消費税の増税がどの様な形で影響が出るのか、増税で国の歳入が増えて累積赤字がどの程度減少するのかと言う点が最も注目べき点だと思われます。

更に不安要因として、世界的に大陸や海底に存在するプレートの動きが活発になる傾向が見られ、11月20日に確認された小笠原諸島の西之島の南南東に出現した小笠原新島に見られる地殻の変動の活発化が見られます。

最近地震が多くなったと感じますし、関東大震災から今年で91年目でこれまでこの地震の周期は80年と言われておりましたので何時大地震が発生してもおかしくありません。

外交問題では、相変わらず支那や韓国が我が国に対して不愉快な態度を取ると思われますので、産業の日本回帰が進めば日本企業の設備投資が拡大して来れば本格的な景気回復が期待されます。

また、支那、韓国、北朝鮮で政治経済で大きな変化が見られるかも知れません。

こうした動きに備えて我が国は国土強靭化へ向けた動きが強まるだろうと思われます。

[ひらめき]墨田オンブズマンの空間放射線量計の値、0.140~0.135マイクロシーベルト(午後11時~午前0時)


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日本の伝統文化と西洋文化の融合を見る吟詠歌劇!吟詠歌劇団火の鶏公演Ⅻ [日本文化]

20131222-1.jpg[カメラ]22日吟詠歌劇団火の鶏公演Ⅻが曳舟文化センターで開演され会場は昼夜ほぼ満席の盛況でした。

吟詠歌劇団火の鶏は女性のみで結成された歌劇団で、吟詠を基に西洋音楽等を取り入れて日本舞踊や歌劇を取り入れた新しい表現を試行錯誤して創造して居る点で、新しい文化を創り出す可能性に満ちており注目すべきです。

上の写真は、ピアノ、バイオリン、ビオラ、チェロの演奏でソプラノ歌手が歌い、第2部の吟詠歌劇では、伴奏に尺八、琴、シンセサイザーが加わり日本文化と西洋文化が一体となった空間が生まれます。

20131222-2.jpg[カメラ]出演者スタッフの総メンバーは60名を超える為に舞台装置に慣れた男手が必用との事で私のプロダクションからも合計8名のスタッフが応援に参上ました。

20131222-3.jpg[カメラ]吟詠歌劇に更に日本舞踊が融合し、解説には講談が加わり表現の幅を更に広げて居ます。

20131222-4.jpg[カメラ]第二部の吟詠歌劇「石童丸」では吟詠とソプラノ、講談の面白い組み合わせで構成され、写真の場面は千里姫が本妻の桂子姫からの刺客からお腹の子供(石童丸)を守る為に命乞いをする場面です。

20131222-5.jpg[カメラ]比叡山が女人禁制の為に母千里姫が同行出来ず、幼い石堂丸が父を探しに一人で比叡山に登る場面です。

20131222-6.jpg[カメラ]約3時間に亘る長時間のステージですが、途中退席する人は殆ど居ない状態で終演をむかえました。

日本の伝統芸能の多くは代々続く家元制度の基で、古来からある芸能を忠実に継承するものが多いのですが、下町文化はこうした慣習の枠を超えて柔軟に他の文化を取り入れて新しい文化が作られる傾向が見られます。

こうした背景には、高い創造力が無ければ出来ませんし、新しいものに挑戦する挑戦者の存在が欠かせません。

墨田区がパリ市の7区と近い将来友好都市協定を結ぶ可能性がございますので、友好の証として両国公会堂をオペラ座にすればパリとの文化交流が盛んになると思います。

日仏合作のオペラも素晴らしいと思いますし、言葉の壁を除けば下町の人とフランス人は結構似ている所がございますので仲良く出来るのではないでしょうか。

[ひらめき]墨田オンブズマンの空間放射線量計の値、0.141~0.133マイクロシーベルト(午後11時~午前0時)


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世界が注目する日本の教育!アフリカ8か国から第三寺島小学校を視察に! [日本文化]

20130912-1.jpg[カメラ]日本の授業が世界で関心を集めて居る事を物語るかの様に12日アフリカ8か国から16名の日本の授業を研究している研究者が第三寺島小学校を視察に来られました。

この日は小学5年生の算数の授業が研究授業として公開されました。

アフリカ8か国から来日した16名の研究者の皆さんは真剣にメモを取られる姿に、物見遊山的な視察では無い事を痛感致しました。

今回視察に来られたアフリカの諸国の多くがこれまでに列強の植民地支配に苦しみ内乱の果てに独立した国の方々が多く、国にの将来の為には人づくりをどうすれば良いのかを学び取ろうとされて居ると感じました。

三寺島小学校では、今年から平成27年度までの3年間、東京都より言語力向上推進校の指定を受け、算数を通じて研究を行い、その成果を3年後に発表するそうです。

日本の授業が世界から注目されて居る事は、昨年私の友人を通じてロシアのサンクトペテルブルグから大統領の側近の方が来日した際に日本の学校での授業を視察したいと要請がございました。

先方からなるべくごく普通の学校を視察したいとの事でしたので、教育委員会を通じて本所中学校を視察していただきました。

彼らの最大の関心事は、日本人は何故優秀なのか、何故規律正しいのか、何故勤勉なのか、大東亜戦争等で何故あれ程勇敢に戦ったのか、武士道とは何かと言う事に関心を持たれておりました。

ユーモアを交えた先生の教え方の上手さや生徒の真面目さや学校全体の雰囲気、給食のメニューに世界のメニューが取り入れられて居る事など、私の学生時代とはやや変って来ている事を痛感居たしました。

話は第三寺島小学校に戻りますが、小学校で週1時間の英語の授業があるそうで、グローバル化の波がここまで来ているのかと感じるますが、世界では英語が出来るのが当たり前と言うのが現実です。

墨田区にも国際化の波で、小学校にも外国人の児童が入って来るそうですが、家庭環境や文化の違いでトラブルも多く、現場の先生方は大変苦労されている様です。

例えば、給食費を払ってくれない生徒は、支那、韓国、フィリピン、バングラデッシュ等の親が出稼ぎ目的で来日した家庭の子供に多く見られるそうで、経済的な理由や学校に行かせるなら給食は公的負担だと持論を述べる親が多いそうです。

給食費を払わないのは、日本人の家庭では極めて稀で、その大部分が支那と韓国から来たモラルの低い親の子供と言うのが、マスコミが取上げない現実なのだそうです。

しかしながら、出入国管理及び難民認定法では、第五条の三「貧困者、放浪者等で生活上国又は地方公共団体の負担となるおそれのある者 」は、そもそも我が国に上陸出来ない筈ですから、虚偽の申請をして入国して居る可能性があります。

学校給食費の中には、公的な負担もされて居る部分もございますので、受益者として負担すべきものは負担するのが当たり前です。

これに対して、給食費を滞納し払わないとか、突然行方不明になり回収不能になった分を、真面目に給食費を支払う人達が負担して居る訳ですから、国又は地方公共団体の負担となる者として国外退去してもらうのが妥当ではないでしょうか。

入国管理局も、給食費を滞納し払わない外国人の情報を集め、ここから滞在者の生活状況を把握し、不法就労の疑いが無いかチェックした方が効率が良いかも知れません。

給食費の滞納に悩まされる学校は、支払わなければ出入国管理及び難民認定法の入国拒否の事由に該当し、入国管理局に報告する様にすれば不払いや滞納が減るのではないでしょうか。

やはり、日本の教育の素晴らしさは、世界に誇るモラルの高い国民を作り出して居る事ではないでしょうか。

[ひらめき]墨田オンブズマンの空間放射線量計の値、0.160~0.149マイクロシーベルト(午後11時~午前0時)

 


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第20回松本清張賞受賞された作家山口恵以子さん主催の大宴会に出席しました。 [日本文化]

20130831-1.jpg[カメラ]31日第20回松本清張賞受賞された作家山口恵以子さん主催の大宴会パーティーが帝国ホテルで開催され、20年近く苦労を共にして来た松竹シナリオ研究所のOBを中心に結成された時代劇研究会のメンバーが招待されました。

写真は、第20回松本清張賞受賞作「月下上海」(文藝春秋)にサインをして下さっている作家山口恵似子さんです。

やはり仲間を大切にする山口さんの人柄を感じさせるパーティーで招待状に「大宴会」と書かれておりましたので散財覚悟のパティーだと思い、こちらもドン・ペリニヨン(Dom Perignon)ヴィンテージ2004をプレゼントしました。

流石に大宴会とあって帝国ホテルの料理長を26年も勤められた故村上信夫シェフの考案されたフランス料理に高級ワインやシャンパンが飲み放題の状態でした。

そこで作品が生まれる過程での面白い話を伺いましたのでご紹介したいと思います。

松本清張賞受賞作「月下上海」では、昭和17年頃の上海の街が目の前に広がるかの様に緻密かつ具体的に描かれて居る事について伺いました。

驚いた事に「上海には行った事が無い」と言うのです、何故かと言うと恐らく現在の上海は当時の面影を残す事無く都市の再開発が進みこれを見てしまうとイメージが崩されてしまうからだそうです。

執筆にかかった期間は構想の下書きの段階で2ヶ月、時代考証の為の資料収集等で3ヶ月かかり、それを基に書き始めたそうで、約1年がかりだった様です。

新聞社の社員食堂の主任と言う仕事を続けながらの状態で400字詰原稿用紙400枚分の文章を書く訳ですからそうとう大変な作業だったと思われます。

現在でも、社員食堂の仕事を続けながら作家活動をしている上に、テレビ等の出演要請が相次ぎ大変忙しいのが実情です。

「月下上海」の売れ行きも好調で書店では売り切れで平積みなど出来ない店もあり、増刷が決定したそうです。

次は直木賞を狙っておられる様で、創作意欲は旺盛です。

時代劇研究会のメンバーには放送作家やライターで生計を立てて居る方もいらっしゃいますが、小説家として賞を取る人が出た事に皆さん大喜びでした。

また、一生懸命作品を創り続けて居ても日の目を見ない人達も当然多く、先の見えない中で不安定な仕事をしながら細々と書き続ける人達が多いのです。

やはり書き続ける事で作品の基となる引出の数が増えて行き、ネタ切れとなっても過去の作品から素材を取でして新たな作品を作り出すチャンスになります。

小説はシナリオとだいぶ違い、映像表現を前提とした設計図の様なシナリオとは異なり、より自由な発想や表現が可能ですので面白い世界だと思います。

しかしながら、現在は活字離れが進んでおりますので大変厳しい環境にある事は言うまでもありません。

一方では映像はそらなりの潜在需要はある筈ですが、それにかかる製作費を回収する事が困難である事は言うまでもありません。

何れにしても、新しい作品を創り出す環境が大変厳しい中で作品を創り出す人達が浮かばれる社会作りが必要なのですが、逆に年々厳しくなっているのが実情です。

ルネッサンス期には王侯貴族が芸術家のパトロンとなり、生活や創作活動の資金を出しておりましたが、現在はそうしたパトロンとなる人達が居ないと言うのも困ったものです。

やはり創作に必要なのは仲間で、お互いの作品を発表し、議論しながらお互いを刺激しながら少しづつ実力が付いて来るものですし、その中で成功した人達が仲間を引っ張り上げて行く事も大切です。

クリエーターにとって大切な事は仲間同士が助け合う事で、知恵を出し合ったり互いに仕事を回したりする事が出来る仲間を持つ事で、浮き沈みの激しいこの業界で生き残る知恵かも知れません。

振り変えれば時代研も多くの脱落者を出しておりますが、脱落の要因の多くが生活か創作かの岐路に立たされる事が多い様に思いますが、山口さんの様に生活が出来る基盤を持ちながら創作活動をする事も必要なのかも知れません。

しかしながらこれには、相当強い意志が無いと出来ない事で、多くの人達はある程度生活が期限に追い詰められないとやる気にならないのが実情かも知れません。

[ひらめき]墨田オンブズマンの空間放射線量計の値、0.151~0.146マイクロシーベルト(午後11時~午前0時)


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